ローラ対パワーマン、マネーゴーラウンド組 第一回戦
c0059851_16101935.jpg僕が聴いたキンクスのアルバムの中で良かった作品というと、『ヴィレッジ・グリーン』『アーサー』『ローラ』の三枚、これに甲乙丙を付けがたいところです。が、あえて一枚選ぶとしたら、僕は『ローラ』を推します。

『ローラ』の正式タイトルは、『ローラ対パワーマン、マネーゴーラウンド組 第一回戦』。もうタイトルを見ただけで、さぞかし変態的な音世界が展開されておるのだろうな、と思うでしょうが、さにあらず。

転げ回るようなロックンロール・ピアノが大フィーチュアされているせいか、アメリカの田舎道をかっ飛ばしながら聴いたらさぞかし似合うだろう、ってくらい「疾走感」「爽快感」「解放感」に溢れるアルバムです。

収録楽曲も粒ぞろいで、ここ数年で聴いた作品の中でも、アルバムの充実度・密度は一、二を争うくらいレベルが高い。

一番素晴らしいのが「ゲット・バック・イン・ライン」。こういう黄昏たバラードを書かせると、レイ・デイヴィスは世界一だと思う。「ウォータールー・サンセット」「ゲット・バック・イン・ライン」「ホテルに座って」を、僕は勝手に「キンクス黄昏三部作」と呼んでます。

その他にもいわゆるリフ・ロックあり、カントリー・ロックあり、ボードヴィルあり、「ローラ」のようなポップ・ロックあり、というレイ・デイヴィスの多彩な音楽世界が一挙に噴出してます。

オープニングがまたカッコよくてね。ギター弾き語りのカントリーかと思いきや、突如ロックンロールになだれ込んでいく、という。しかもその出だしのカントリーが実はエンディング・ナンバーの引用なのが泣かせます。リプライズの逆ですね(プレプライズ?)。あと、僕はボードヴィルっぽいのは好きじゃないんですが、ここに入ってる「マネーゴーラウンド」って曲は展開が天才的で、「ホエン・アイム・シックスティフォー」と比べても断然僕は好きです。

えー、何が言いたいかというと、ビートルズ・ファンには申し訳ありませんが、この『ローラ対パワーマン、マネーゴーラウンド組 第一回戦』は、『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』と比較しうるほどの傑作だ、ってことです。まじで。
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by tablerecords | 2005-08-23 16:10 | UK Rock
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