という訳で、ジャズ・ヴォーカルを聴いてみて、つい「アレサ・フランクリンの方が……」と思ってしまったのですが。
実は僕はソウル・ファンでありながら、以前からずっと「アレサ嫌い」を公言してきました。声質がカン高くて好きじゃないのと、テクニックを見せつけるようなところが嫌味に感じて。 しかし最近は、「純粋に歌の上手さ、テクニックという点では、これ以上の女性歌手はちょっと思いつかない」ってくらい、アレサのヴォーカルを認めています。 僕はずうっと、アレサのことを「サザンソウル・シンガー」として捉えていたから評価できなかったんだと思うんです。サザン/ディープソウルならではの、泥臭さとか、素朴さとか、愛らしさみたいなのが足りない、と。 でも、アレサという人は、サザンソウルという狭い器に収まるような人じゃないのではないか、っていうのが最近の僕の考えです。 ソウル丸出しの「リスペクト」なんかよりも、「小さな願い」「ユー・センド・ミー」とかのポピュラーっぽい曲の方がむしろアレサの上手さが活きているように聴こえます。 そんな風に捉えてみて、初めてアレサを素直に聴けるようになってきました。みんなが「レディソウルとえばアレサ!」って騒ぐ理由がやっと分かってきた。いやー、ヴォーカル表現を読みとるってのは難しいものです。
by tablerecords
| 2005-09-07 21:13
| Black Music
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