先週、取引先の会社から、クラシックのコンサートに招待してもらったので行ってきました。
読売日響というオーケストラで、場所はサントリーホール。演目は「未完成/シューベルト」「運命/ベートーヴェン」「新世界/ドヴォルザーク」の3曲。 もう、圧倒的ゴリゴリ正統派のクラシックコンサートです。 クラシックに関してはド素人の僕ですが、初めての生オーケストラということで、結構期待していました。「オーケストラの生演奏、しかもサントリーホール。これはどんな音響なのか聴きモノだな」と。 で、実際に聴いてみるとですね。 様々な楽器の音色が右から左から上から下からやってきて、立体的な音響が立ち上がってくるのであろう、と期待していたのですが、違いました。なんかモノラルに近い感じで音の塊が中央からやってくるんです。一階席のド真ん中の座席で聴いてたんですけど。 チェロとかコントラバスとかの低音楽器は向かって右に配置されているのですが、特に低音が右に偏っている訳ではなく、逆に左からヴァイオリンの中高域がやってくる訳でもない。 しかし、もちろんモノラルではありません。微妙です。何とも言い難い感じです。深いです。 非常に考えさせられましたね。つまりオーケストラの生演奏などという贅沢品に触れたことのない我々の耳は、右と左のスピーカーで表現される2chサウンド(いわゆるステレオですね)に慣れきっているので、この音の醍醐味が理解できないのではないか、と。 まあ、そうはいっても今後も2chステレオの世界で構築されたサウンドを楽しんでいくことに、変化はないと思うのですが。 それでも、何というか、こう、「ステレオ2chとは全く別の枠組みで創られた音響の世界」っていうのがこの世にあるのだなあ、ということを知っただけでも、貴重な体験となって良かった、と思うポピュラーミュージック愛好家の私でした。
by tablerecords
| 2006-08-25 01:29
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