カテゴリ:オルタナティヴ( 3 )
「ロックの初期衝動」について、自己解決
昨日、「サンプリング&打ち込みでひねくり回した音響の方にこそ、音楽に対する原始の衝動を感じてしまう」と書いたんですが、一日考えて、なんとなく答えらしいものが出ました。

サンプリングした音をコンピュータで切り貼りする、って今の時代では当たり前の音楽制作の手法だと思うんですが。

こういう方法だと、「ミュージシャンの脳内で鳴ってる音」に限りなく近いサウンドを創作することが出来ると思うんですよ。バンドのコミュニケーションとか、その手のプロセスを経るよりも遙かに忠実に。

だから、ジム・オルークとかコーネリアスみたいな宅録的なアーティストは、彼ら自身の脳内サウンドがそのままレコーディングされていて、そこに俺は「音楽に対する初期衝動」みたいなものを感じているのではないかなあ、と。

という訳で、とりあえず自己解決しました。お騒がせしました(笑)。
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by tablerecords | 2007-12-13 23:22 | オルタナティヴ
ロックの初期衝動
c0059851_1839372.jpg07年も暮れようとしておりますが。今年もっとも愛聴したアルバムといえば、これ。

『インシグニフィカンス/ジム・オルーク』

昔、「パンクっぽいエレクトロニカが好き」みたいなことを書きましたが、まさにこのアルバムがそれでした。求めている音楽というのは、探せばあるものだなあ、という感慨すら抱いたほど。とにかく1曲目「All Downhill From Here」が凄い。

この曲をはじめ、楽曲自体は荒々しいディストーション・ギターと生々しいリズムトラックで、「ロックの初期衝動」に突き動かされてる感じなのですが、実は様々なサンプリング音をコンピュータで切り貼りしまくって再構築してあります。サウンドはメチャクチャ緻密です。

c0059851_18392047.gifこのアルバムは「ポストロック」というカテゴリに分類されるらしいのですが、ポストロックといえば、去年聴いたトータスの『TNT』も素晴らしかった。特にタイトル曲のギターリフの音は、脳味噌の中をグォーンと響き渡り、かなり衝撃を受けました。こちらも、リズムトラックなどがコンピュータで再構築された音楽らしいのですが、原始の響きを感じます。

この二枚を聴きまくって思うんですけどね。21世紀の今となっては、「ロックの初期衝動」というものは、こういう風に「サンプリング&打ち込み&コンピュータによる再構築」という、ひねくれたプロセスがないと表現できないんじゃないか、と思ってしまうんです。

ピストルズの時代だったら、ディストーション・ギターをガーンとかき鳴らしてそれが最高だった訳だし、テレヴィジョン(というNYパンクバンド)の1stだってバンドの一発録音で、そこが魅力的なサウンドだった。

でも、やっぱ今から出てくる新譜で、そういうシンプルなギターバンドの生演奏から、ロックの初期衝動的な感動を得られるか、というと、そうはいかない気がするのです。

そうではなく、こういうサンプリング&打ち込みでひねくり回した音響の方にこそ、音楽に対する原始の衝動を感じてしまう。これは僕個人の受け止め方にすぎないのかもしれませんが……。

ただ、「シンプル・イズ・ベスト」なんて言ってられる時代ではない、ということは確かだと思います。
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by tablerecords | 2007-12-12 18:44 | オルタナティヴ
「NOW PLAYING買い」の想い出
c0059851_23131724.gifどうも聴きたい音楽がなくて、iPodのホイールをクルクル回して「何を聴こうか」と迷う日々。そんな時に耳に入ったのがベン・フォールズ・ファイヴの「アンダーグラウンド」。95年の作品です。

このアルバムについては、その購入のプロセスに強烈な印象が残っています。一昨年の暮れくらい、吉祥寺のディスクユニオンでCDを物色しているとき、店内でかかっていたのがこのアルバムでした。

ちょっと衝撃的でした。ドラム/ベース/ピアノ/ヴォーカルのシンプルな構成なので、年代が特定できない。けど、ヴォーカルといいメロディといい、強烈なピアノプレイといい、ポール・マッカートニーの「レディ・マドンナ」を更にはじけさせたようなポップなサウンド。「このアーティストは一体何物なんだろう?」。

で、ずうっと立ち聴きしていて、中盤の「アンダーグラウンド」に至った時点でもう我慢できなくなり、店員に「これ誰ですか?」と訊いてしまった次第。名前が分かったら、帰ってネットで調べようと思っていたのですが、何と中古で300円だったので、その場で即買いしたのでした。店から出てすぐにブックレットを開くと、いきなり小山田圭吾の推薦文があってビックリしたり。

「NOW PLAYING買い」。慎重派の僕にとって、こんな買い方は後にも先にもこれっきりです。

調べてみると、どうもこのアルバムだけの一発屋っぽいのですが、これはポール・マッカートニー・ファンに心からお薦めしたい逸品。
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by tablerecords | 2005-02-01 00:00 | オルタナティヴ



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