カテゴリ:エレクトロニカ( 9 )
コーネリアス『Sensuous』
c0059851_1133648.jpg10/25の発売当日、コーネリアスの『Sensuous』をゲットいたしました。発売日がこんなに待ち遠しかったアルバムは、K-Ci & JoJoの『X』以来かな?

さっそく聴きまくって一週間。もう、この圧倒的な安定感は衝撃とすら言えますね。僕の中で、小山田圭吾のアーティストとしての信頼度は、細野晴臣大先生に匹敵するくらいにまで高まりました。これからは小山田先生と呼ばせていただきます。

前作の『Point』との比較でいうと、「快楽サウンド路線」には変わりないんですが、『Point』のサウンドは音数が少なくてシンプルで、イメージ的には水墨画っぽい感じだったのが、今回ではもっとカラフルになって(デジタルシンセっぽい音の多用とか)、パステル画っぽい感じ。

ビートルズに例えるとすれば、『Point』のサウンドの統一感は『リヴォルヴァー』っぽくて、今回の『Sensuous』のカラフルさは『マジカル・ミステリー・ツアー』みたいな感じかな。余計分かりにくいですか、すみません。まあ、それはともかく、ホントに「ポップアート」っていう表現がピッタリの音楽です。

個人的に小山田先生って凄いな、と思ったのは、今回のは『Point』よりもサウンドがさらに分かりやすく、ポップになってるんですよ。パンニングとか大げさ過ぎるくらいで、とても分かりやすいし。普通『Point』みたいな大傑作を作っちゃったら、難解で自己満足的なサウンドで新作出したとしても、「やはりコーネリアスは凄い」って評価になると思うんですよね。だけど今回は、例えば「ガム」って曲なんか、そこら辺の女子中学生に聴かせても「えー何コレ、チョー面白くない?」とか言うだろうな、ってくらいポップです。

やっぱ小山田先生は、根っからの大衆音楽家なんだなあ、と思います。本気で尊敬します。

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8月以来更新が途絶えておりましたが、音楽日記的なブログを始めてから2年半、こんなに音楽に対するモチベーションが落ちたのは初めてでした。っていうか自転車にハマリ過ぎてました。何聴いても「この曲、いいね」「この曲は、いまいちだね」とかそんな感想しか持てなくて、とてもじゃないけど、わざわざブログで書くような発見がなくて。

そんな状態でも、これだけの刺激を与えてくれたコーネリアスの新譜って本当に凄いなと、改めて思いました。
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by tablerecords | 2006-10-31 11:07 | エレクトロニカ
パンクとエレクトロニカ
c0059851_0431090.jpg音楽のお話しの更新は途絶えていましたが、家に引き籠もって仕事していたので、この間、音楽自体は結構聴いていました。

最近のヘヴィロテは、何といってもモーニング娘。の「恋ING」……じゃないや、テレヴィジョンというNYパンク・バンドの「デイズ」(78年の2ndアルバム「アドヴェンチャー」収録)です!

この「デイズ」という曲は1stの「ガイディング・ライト」と同様の路線で、ギターのリフレインが強烈に美しい曲。サビがちょっと日本の70年代フォークみたいになっちゃうのが惜しいんですが。

とにかくこのグループは、パンクなのに音が綺麗なんです。ギターは耽美的というか叙情的というかだし、異様に不安定で下手なヴォーカルが逆にサウンド的に美しく響いてるところが凄いです。2年前にもテレヴィジョンについて「瑞々しいサウンド」と書きましたが、その評価は全く変わらないですね。下手なエレクトロニカ(以下エレニカ)よりもよっぽど音響的です。何回リピートしてても気持ちがいい音。

テレヴィジョンというバンドは、パンクという「荒々しいロックの初期衝動」の部分と、エレニカのように知的な音響を併せ持つ、最強のアーティストなんじゃないか、なんて思います。とにかく、1st「マーキームーン」は文句無しの名盤ですので、ロックファンで未聴の方には本当にお薦めしたいです。

と、無理矢理テレヴィジョンとエレニカを結びつけて書いておりますが。元々コーネリアスの『POINT』でハマって数年前からエレニカ、エレニカって騒いでますけど、未だこれを超える作品には出会えていません。「何でかなあ」と考えてみると、僕はコーネリアスにパンクを経由した跡を感じていて、恐らくそこが好きだし性に合うんだと思うんですよね。だから、アンダーワールドみたいに、完全にダンスミュージック畑から出てきたアーティストは余り理解できない。クラブ文化とか結局はよく分かんないし。

という訳で強引に結論を導きますと、僕は「パンキッシュなエレクトロニカ」と「音が綺麗なパンク」が好き! ということです。

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冒頭に書いたモーニング娘。の「恋ING」ですが、マジで大ハマリ。ゴスペルちっくな「I WISH」をスケールダウンさせたような切ない佳曲。多くの人は現在のメンバーの顔も名前もご存じないと思いますが、現メンバーの総合歌唱力は間違いなく歴代最強です。何しろ田中れいな(僕はこの人が歴代No.1シンガーだと思う)、高橋愛、藤本美貴と、3人もリードをとれるシンガーを抱えているのが凄い。全盛期のテンプテーションズだってデヴィッド・ラフィンとエディ・ケンドリックスの2人だけだったんですから、如何に今のモー娘。が凄いかが分かるというものです。
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by tablerecords | 2006-08-18 00:47 | エレクトロニカ
ツール・ド・フランス、そして多摩サイ
c0059851_259067.jpg自転車にハマって2カ月。最近ではメシを喰いながらテレビつけてて、CMで「○△自動車保険のロードサービスは…」と聞けば、「えっ、ロード?!」。天気予報で「今日も上空は強い寒波に覆われ…」と聞けば、「えっ、カンパ?!」。マジで脳が自転車方面にしか働きません。

そして「今年はテクノ&エレクトロニカを聴くぞ!」と宣言していた僕が、クラフトワーク『ツール・ド・フランス』に行き着いたのは必然と言えましょう。クラフトワークにハマったのは去年から今年の頭にかけてですが、この2003年の最新アルバムは未聴でした。

意外だったのは、メインテーマとなる楽曲が、普通の四つ打ちだったことですね。自他ともに認める「エレクトロ・ダンスミュージックの祖先」である彼らが、その子孫たちのスタイルを素直に取り入れているのが面白いな、と思った。極端に言えば、チャック・ベリーがデスメタルのアルバム出しちゃうみたいなものでしょ(ちょっと違うか)。

やっぱり彼らは、「実験的な前衛音楽」というよりも、「大衆的なダンスミュージック」というスタンスで活動しているんだなあ、と思いました。 黒人なんかみんなそうですけど、ダンスミュージック演ってる人は、時流に乗らないと話にならないですからね。ジョージ・クリントン(Pファンクのリーダー)も90年代にはヒップホップしてたし。

まあ、そういう面白味はあるのですが、古くからのクラフトワーク・ファンには、ちょっと期待外れだったんじゃないでしょうか。シンプルでキャッチーな分、普通に聴いている分には、ちょっとイージーリスニング的なBGMといった感じです。20年以上前の『コンピューター・ワールド』の方が、ポリリズム的なビートは複雑だし面白い。

しかし! これをiPodで聴きながら、ストイックに自転車を走らせると聴こえ方が全く違うんですよ。流れるようなハットとミニマルなフレーズが、「サイクリング・マシン」的な気分を最高に盛り上げます。こういう聴き方が出来るのは、クラフトワーク・ファンと自転車乗りという条件を兼ね備えた者の特権ですね〜。もうその特権を享受しまくってる昨今の私です。

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という訳で先週、自転車友達が集まって、多摩川サイクリングロードを走ってきました。登戸で集合、そこから多摩サイをひたすら上流に。結局、福生までいっちゃいました。今までずっと一人で孤独に走ってきたので、仲間と一緒のサイクリングは他に例えようがないほどの楽しさでした! その顛末はこちらのブログに詳しく書いてくれています。この日の走行距離は75km。しかし翌日も翌々日も筋肉痛はゼロ。俺、成長中。
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by tablerecords | 2005-12-17 03:04 | エレクトロニカ
自画自賛
c0059851_1861484.jpgこの前、キンクスと一緒にデヴィッド・ボウイの『ロウ』も借りたのですが、サエキけんぞう氏によるライナーに面白いことが書いてありました。

この『ロウ』というアルバムは、ボウイがクラフトワークに強く影響されてドイツで制作されたので、当然ライナーでもクラフトワークについて言及されているのですが、僕の目を惹いたのは「(クラフトワークが)あのマイケル・ジャクソンからも音源提供を申し込まれた」という記述。

で、ググってみると、東芝EMIのサイトにも「一見意外に思える人々にもクラフトワークのファンは多い。あのマイケル・ジャクソンが共演を打診してきたり」なんてことが書いてあります。

おお、やはり! 僕もマイケル・ジャクソン『スリラー』(の中でも特に「ビリージーン」)のビートの質感がクラフトワークに似ている、と思っていて、一年前に音楽日記に書いていたのです。これです、これ。

いやー、オレの耳もまんざらでもないなーと、ちょっと自分で自分を褒めたいと思いました。
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by tablerecords | 2005-07-04 18:07 | エレクトロニカ
4/1、スケッチショウに騙される
c0059851_22162086.jpgエイプリル・フールの夜のこと。いつものように寝ながらiPodを全曲シャッフルで聴いていたら、イイ感じのR&Bの美メロがかかりました。半分眠りつつも「あー、こりゃ完璧にベイビーフェイス節だね、前に借りたけどほとんど聴いてないアッシャーの曲だな」と確信して、念のためにiPodのディスプレイを見たら。

スケッチショウの「Turn Down Day」という表示。マジでiPodが壊れたと思いました。。。

五秒くらい呆然としてたんですが、音量を上げると確かに高橋幸宏のヴォーカルです。完全に騙された。「Audio Sponge」ってアルバムなんですが、こんな曲も入ってたのね。

しかし、ホントにシンセの使い方とかアコギの入れ方とかが、R&Bマナーだし、メロもそれっぽい。「さすが細野さん、器用だよなー」と脱帽。

何回も聴くうちに気に入ってしまい、数日前にググってみたら、「Turn Down Day」というのはCyrkle(サークル?)という60年代イギリスのソフトロック・バンドの曲のカヴァーだということで二度ビックリ。しかもCyrkleというグループ名はジョン・レノンが付けたそうで、ブライアン・エプスタインがマネージャーを務めた、という意外な繋がりで、またビックリ。

ベイビーフェイスだと思ったら実はスケッチショウで、スケッチショウだと思ったら実は60年代UKモノがオリジナルだった……いやー、ポピュラー音楽って、地続きなんですねー。
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by tablerecords | 2005-04-06 22:17 | エレクトロニカ
From フロリダ
c0059851_12294254.jpg来ましたよ、フロリダのマイアミから。2月末に注文したLALI PUNAのアルバム「Scary World Theory」。安いんでアマゾンのマーケットプレイスでオーダーしたんですけどね。よく確認しなかったんで、フロリダから来るとは思いませんでした。同時に注文したMasha Qrellaというアーティストのアルバム「Luck」はたった今、発送したとのメールが来ました。これから二週間くらいかかるそうです。しかし吉祥寺に無かったからって、いきなりフロリダから取り寄せるってのも極端な話だったなあ。。。

で、LALI PUNAなんですけど、前回入手したアルバムの前作にあたる、2001年の作品です。エレクトリック色が強いとの前評判で、それは実際そうなんですが、ちょっと期待はずれの部分があります。一曲の中でビートの変化があんまりないんですね。それが最近の耳には単調に聴こえてしまって。「エレクトロニカ」というほどビートに刺激がないです。そうか、俺は今音楽に「ビートの刺激」を一番求めている訳か。何か普通の8ビートの曲とかあって萎えてみたり。とはいえ、音色自体は心地よいので、これもお気に入りの一枚には入るとは思いますが。しかし出来は新作「Faking the Books」(2004年作)の方が遙かに上かなあ、という印象です。
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by tablerecords | 2005-03-08 12:34 | エレクトロニカ
テクノのド定番を借りる
c0059851_1337447.jpg「よーし、今年はエレクトロニカ/テクノだ!」という訳で、昨日はツタヤで「オービタル/ベスト」「エイフェックス・ツイン/リチャードD. ジェイムス・アルバム」「ダフト・パンク/ホームワーク」の三枚を借りてきました。見る人が見れば「うわー、もうベタベタじゃん」って感じの三枚です。ド定番と言うヤツですね。

エイフェックス・ツインは別として(この人の音楽に感情移入できるようになるまでは、もう少し時間がかかりそうですが)、残りはいわゆるフロア向けの四つ打ちテクノです。やっぱあんまりこういうのは好みじゃないんだなあ。とはいえ、前に買ってしまったアンダーワールドよりは遙かに面白い。定番ばっかり聴いてますが、どうやら僕はアンダーワールドが嫌いみたいです。ベタ過ぎて単調だから。オービタルもそんな感じかと思ったら、意外と可愛くてポップなのが意外でしたね。

なんていうテクノのド定番を借りつつも、帰りのバスの中では「もしサム・クックが生きてたら70年代は何やってただろうな」なんてことを考えてた訳で、あんまり進歩がないんです。すみません。
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by tablerecords | 2005-03-05 13:38 | エレクトロニカ
エレクトロニカ漬け
c0059851_13113819.jpg突然ですが、ジェイムズ・テイラーの「スウィート・ベイビー・ジェイムズ」に惚れ込んで、遂には歌詞を見ずに歌えるようになった段階で、一年近く続いた「アメリカン・ロックの旅」はひとまず休止しようかな、と思います。NHKの連ドラ「ちゅらさん」が終わった後、「もうこれ以上面白い連ドラは出来まい」と思って観るのをやめたのと同じような感じです。

という訳で、ここ一週間はまさに「エレクトロニカ漬け」。前から欲しかったオウテカの「Confield」も買っちゃったし(ブログのビジュアルはこのジャケです)。LALI PUNAがメチャクチャ良かったってのもあるんですが、僕もこんなトラックを作りたいなあ、なんて思い始めているので、半分勉強みたいに聴いてますが。分析的に聴けば聴くほど分かんない種類の音楽です。

例えばオウテカとかLALI PUNA聴いてて一番分かんないのは、「ベースの存在」ですね。低音は響いてるんだけど、キックに音程を付けているのか、シンセの重低音を常に鳴らしているのか。ベーシストの俺は一体どうすりゃいいのか? リズムのマナーは何となく分かってきたんですけどね、とにかく一小節を32分音符で切り刻んで不安定なビートを心地よく聴かせる、みたいな。

まあとにかく、僕のようにベース/ギター×2/ドラム/ヴォーカルって構成で長年バンドやってたロック野郎には、敷居の高い世界です。しかしポップスのスタイルというものは必ず変化(進化じゃなくて)していくのでありますから、リズムとメロディという概念を崩しつつあるエレクトロニカとその周辺の音楽は、単なるアヴァンギャルドなムーヴメント(前衛音楽とか現代音楽とか)ではなく、あくまでもポピュラー・ミュージック内部での必然的な流れではあると思います。
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by tablerecords | 2005-02-27 13:12 | エレクトロニカ
ネオアコトロニカ
c0059851_23354746.jpg昨日、ネットをぐるぐる巡っていたら、「ネオアコトロニカ」なるジャンルがあることを発見。「こりゃあ、いま俺が求めている音楽そのものなんじゃないか」と思い、主要アーティストをメモって早速CD屋へ。

買ったのは「LALI PUNA」というアーティストの最新アルバム。だるい女性ヴォーカルとエレクトリックなトラックが心地よく、一発で気に入りました。やっぱ最近、僕が音楽に求めているのは「美しいメロディ」とかじゃなくて「美しい音響」なんだなあ、と再認識。

それにしてもこのアルバム、ドイツのインディー・レーベルの作品なんですが、ポピュラーミュージックの世界は広い。広すぎ! とても追いかけきれないなあ、と思いつつも、今回のような素晴らしい出逢いがあるので止められないんですが。
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by tablerecords | 2005-02-16 23:38 | エレクトロニカ



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