カテゴリ:US Rock( 4 )
TOTO
突然ですが今、TOTOばっか聴いてます。1カ月ほど前、2ちゃんねるの「ヒドイ歌詞トップ10」というスレッドに次のような書き込みがありました。

トトのアフリカって壮大な自然に癒される人間の歌かと思ってたら、単なるストーカーの歌なんだよな。アフリカのサバンナまでテープ持っていって夕日を見ながら泣いた俺が馬鹿だった。

これ読んでモニタの前で腹を抱えて笑ったんですけど、このレスのインパクトが強くて、とうとうツタヤで借りてきてしまいました。『ハイドラ』『ターン・バック』『聖なる剣』の三枚。

(ちなみに「アフリカ」の歌詞ですが、歌詞カードみたらストーカーっていうか、ただ「彼女に会いたい!」って感じの内容でしたね。確かにあんまりアフリカと関係ないですw)

c0059851_1903895.jpgTOTOって、僕の洋楽における初恋アーティストなんです。中学二年だったかな。なので、当然「懐かしモノ」として借りてきた訳です。

んで、四半世紀ぶりに聴くTOTO。まず『ハイドラ』から聴いてみると……おお、今なら分かります、すごく分かりますよ、TOTOのやってる事が!

まずリズムの質感ってところだと、僕の中では一番近いのはアース・ウィンド&ファイアですね。『ハイドラ』(79年)あたりだと時代的にディスコ旋風の影響は避けて通れないのかな。もろAORって感じの「99」も、かなりダンサブルです。

そして。やっぱり個人的に数年前から60〜70年代の西海岸ロックを集中的に聴いてきたのが、TOTO理解に大いに役立ちました。CSN&Y、グレイトフル・デッド、イーグルス、そしてジャクソン・ブラウン……TOTOってこういう音楽の延長線上にあったんですね〜。そんなことは当時中学生であった僕には知る由も無かった訳ですが、二十年以上の時を経てポピュラーミュージックの世界を一周して元に戻ってきた、みたいな感じで、ちょっと感動的です。

ただ、一つよく分かんないのは、このギターの人(=スティーヴ・ルカサー)、何で独りでこんなメタルみたいなこと演ってんの?ってことです。このギターの文脈だけがよく分からない。普通のウエストコーストのロックみたいな感じで弾いてたら、TOTOのサウンドって今の人の耳でも評価されると思うんですが……この辺が「80年代の異形」なのかな?
[PR]
by tablerecords | 2007-06-03 19:01 | US Rock
驚きのエルヴィス・プレスリー
c0059851_16494391.jpgこの前、ポピュラー音楽ファンのおじさんと飲んでいてエルヴィス・プレスリーの話になり「実は僕、プレスリーって一度も聴いたことないんです」って言ったら「そりゃまずいよ」ってことになり、さっそくツタヤでベスト盤(『メガ・エルヴィス』)を借りてきて聴いてみたんですが、けっこう驚きが大きかったです。

驚きっつっても、さすがに今は21世紀。エルヴィスの音楽そのものに衝撃を受けた、とかいうんではなくて。

僕はエルヴィスに対して、ほとんどパット・ブーンとかポール・アンカとか、その辺と変わらないポピュラー歌手だという先入観があったんです。

が、「ハートブレイク・ホテル」でその先入観は打ち破られます。

ブルースじゃん、これ。

タイトルだけは僕でも知っている有名な曲が、こんなに黒っぽいことに驚きです。「ハウンド・ドッグ」だって、原曲(ビッグ・ママ・ソーントンっていう黒人女性歌手のver.)よりもヒップでカッコいい。ビートルズもストーンズも、共通のアイドルはエルヴィスだった、っていうけど、超納得。っていうか、先入観だけで聴かなかった僕がアホでしたね。

個人的にいちばん驚き、そして好きになったのが「サスピシャス・マインド」。

サザンソウルじゃん、これ。

69年の全米No.1ヒットということですが、「え。こんな南部の田舎くさい曲、っていうか俺こういうの大好きなんだけど、こんな曲でみなさんよろしいのでしょうか?」と、何だか自分まで申し訳ないような気分になります。だって、この曲の雰囲気に似てるアーティストって、自分の持ってるライブラリーの中で言うと「パターソン・トゥインズ」っていう糞マイナーな黒人男性デュオ、もちろん田舎のインディレーベルの人たちですよ。

国民的大スターが自分の好きなマイナーな領域に居るって点では、「石原裕次郎は、実は生前、ロードバイク(自転車)に夢中だった!」みたいな感じでしょうか。よく分からない例えで申し訳ないのですが。

それはともかく。一通り聴いてみて、「ポピュラーミュージックの本場アメリカ」っていう感じは相当受けましたね。音楽の土壌の層の厚さ、というか。とにかく、エルヴィス聴いてみたのは大正解でした。歴史のお勉強のつもりで借りたのにね。
[PR]
by tablerecords | 2006-12-05 16:51 | US Rock
ドアーズの衝撃
c0059851_18212758.jpgこの前、ドアーズの二枚組ベスト盤をツタヤで借りてきました。恥ずかしながら、まともにドアーズを聴いたのは初めてです。

で、聴きました。二曲目の「ハートに火をつけて」を聴いた瞬間、気付きました。

「これってヒカシューじゃん!」

(注:「ヒカシュー」とは70年代後半〜80年代初頭、テクノポップ/ニューウェイヴの代表格として、それなりに人気があったグループ。僕は中学の頃、夢中で聴いてました。代表曲は「20世紀の終わりに」「パイク」他)

サウンドの質感も、曲調も、まるでヒカシューです。思い付くだけでも、具体的な類似点はこんな感じ。

・とにかくヒカシューのギターの人は、相当ディープなドアーズ・フリークに確定。ほとんど歪ませない軽めの音でカッティングやアルペジオを多用。インドっぽい変なテンションを交えたフレージングも似てる。とにかく音がそっくりだもん。

・リズムにラテン的な要素を盛り込んでる(タムを多用するところとか)のも似てる。その辺が両者に共通するドロドロさにつながってるように思う。

・ドアーズといえばオルガンですが、ヒカシューはそれをシンセに置き換えたような感じ。

・全くブルースやカントリーをベースにしていない無国籍な雰囲気の楽曲が特徴のドアーズですが、ヒカシューもまた然り。

そっかー。ヒカシューのあのドロドロした感じも、妙な明るさもドアーズの影響が大きかったのね。ホントにどうでもいいことかもしれませんが、中学の頃ヒカシュー・フリークだった僕にとっては衝撃でした。

でも、ドアーズのルーツってのがまるで分からない。ブルースやカントリーの影響をほとんど感じさせないアメリカン・ロックって不思議すぎる。
[PR]
by tablerecords | 2005-11-22 18:22 | US Rock
『リメイン・イン・ライト』論争について
c0059851_101290.jpgここ数ヶ月くらい、トーキング・ヘッズの『リメイン・イン・ライト』をたまに聴きます。半年くらい前に借りたんですが、iPodシャッフル中にかかったのを聴いて「へー、かっこいいなあ」と再認識したのがきっかけ。

このアルバムというと専ら話題になるのは、評論家・渋谷陽一氏による「黒人をメンバーに入れてファンキーさを出したのは安直。黒人音楽に対して批評性に欠ける(大意)」という批判は是か非か?というところですが、僕は一聴して渋谷氏の批判は的外れだと感じました。

まずこのアルバムのファンキーさは、一般のアメリカ黒人音楽とは相当に距離があること。これを聴いてすぐに連想できるブラックミュージックって、ちょっと思い付かないです。「Houses In Motion」がちょっとPファンクっぽいくらいかな? 全体的に独自のビートを構築していて、その感触はこのアルバムならではとしか言いようがなく、決して「安直な黒人音楽のコピー」ではないと思います。

それに、メンバーが黒人だとか白人だとか、関係あるのかなあ、渋谷氏はこだわりすぎなんじゃないかなあ、と思うんです。まあ時代を感じる議論ではあります。このアルバムで表現されているビートは、特にブラックミュージック畑の人でなければ不可能、という種類のモノではないと思いますし。アフロ的なパーカッションをとっぱらって聴いてみれば、この直線的なリズムはむしろパンクに近いんじゃないでしょうか。

そこで考えさせられるのは、「ミュージシャンの肌の色」と「黒人音楽らしさ」はどれほど関係があるのか?ということです。というのも、「ソウルの神髄」って感じのオーティス・レディングだって、バックのギターとベースは白人です。極上のサザンソウルを作ったフェイム・スタジオの連中は、ほぼ全員白人。モータウンのファンクブラザーズにも白人がいたし、アヴェレイジ・ホワイト・バンドなんていう、完全にファンクにカテゴライズされている白人バンドもあります。

そんな訳で「バックミュージシャンは白人か黒人か」にこだわっていたら、ブラックミュージックは聴けなくなってしまいます。

逆もまた然り。僕はこの『リメイン・イン・ライト』を、エスニック風なポリリズムを導入したパンク〜ニューウェイヴ・サウンドとして聴きました。そういえば、ストーンズも「悪魔を憐れむ歌」で似たようなことやってますよね。
[PR]
by tablerecords | 2005-05-29 01:01 | US Rock



音楽について幅広く語りたいblog
by tablerecords
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31
カテゴリ
以前の記事
プロフィール&管理人関連リンク
ここで偉そうなこと言ってるヤツがどんな音楽をやっているのか……Table Recordsのサイトにぜひ一度訪れてみてください。

Table Records

旧音楽日記
04/2/25〜05/2/15までここで日記をつけてました。




昨日

今日

最新のトラックバック
やっぱ質は落とせないっし..
from 宇宙規模の団長
なぬーーーーー!!!!
from あぶらだ
ビー!ビー!ビー!
from 世界の師匠
うっっっほっほっっ!
from どう見てもゴリラ
これなんて錬金術??
from クリトリーズ
しゅおおぁあああ!!!!!
from さとすぃ
男だけど潮ぴゅっぴゅした..
from ゴリラーノ
金払って風 俗って(^ω^;
from いいぱんこ
ちょおおww 皮www
from けんじ
ムラムラ村!!!!
from インパクトある中年
検索
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧


Skin by Excite ism