最近、貰った邦楽コンピに「ドリフのズンドコ節」が入ってて、割とヘヴィロテ中です。初めてCDでちゃんと聴いたんですが、意外にも結構カッコいいんですよ。「ズンズンズンズンズンズンドコ」のとこのスネア&キック四つ打ちとか凄い迫力あるし、音圧高いし。あと間奏のとこでメンバーがアドリブで「yeahhhh」とか「wooooo」とか叫びまくるんですが、これがビートルズの「ボーイズ」を彷彿とさせる勢いで、さすがに前座を務めただけのことはあるなあ、とか思ったり(とはいえ、演奏はスタジオミュージシャンだと思いますが)。 このCD、最近発売されたのですが、気になったのは「本当に65年の発売当時もこんなに音圧高かったのかいな」ということです。これはリマスター時にEQとコンプで今風の音に改変されているのではないか、と。 というのもですね。数年前に「WONDERFUL DAYS」「GREATFUL DAYS」というRCサクセションのベスト編集盤が出たんですが、このリマスターに俺は若干の不満を覚えているのです。特に「トランジスタ・ラジオ」とか「ステップ!」辺りの80年前後のブレイク時の曲に顕著なんですが、ベースとキックが強調されて、凄い音圧が高いんですよ。これが僕には気に入らない。 リアルタイマーの僕からすると、ブレイク時のRCって、アナーキーとかモッズとかと同じような「パンク&ニューウェイヴ」の流れで捉えられていた思うし、RCも『Please』『EPLP』辺りだと、今イメージされるような「ヘヴィなロックンロール」というよりも、パンク的でキッチュなタッチのサウンドだったと思います。 で、このリマスター盤では、そういう80年前後特有のあの「軽さ」がスッパリと削ぎ落とされているような気がするんです。大げさにいうと「これって歴史の改竄なんでは?」などと思ったりする訳です。 でも、初めて聴く人にはリマスター盤の方が入りやすいだろうし、オリジナル盤の音はショボいと感じるだろうし。 うーん。リマスター盤はどうあるべきなのか、オリジナル盤の改変はどこまで許されるべきなのか……ちょっと考えてしまいますね。 という訳で、「聴き比べたいから、UKオリジナル盤に忠実なビートルズのモノラルリマスターを早く出せよアップル!」というのが今回の結論です。 ・Don't Tell Me You Love Me/ナイト・レンジャー高校の時にコピーした懐かしメタルです。この曲名を見て、すぐに「ああ、『Zokkon命』の元ネタのアレな」と思った人は僕と同世代人です。今度一緒に飲みに行きましょう。 ・Change The World/エリック・クラプトン 図書館で借りてきた物件。十年以上ずっとベイビーフェイスが作曲者だと思っていたんですが、クレジットを見てちょっと驚きました。「TOMMY SIMS/GORDON KENNEDY/WAYNE KIRKPATRICK」の3人だということです。ベイビーフェイス作曲だと思っている人も多いかと思いますが、これ、豆知識ということで。ちなみに世界革命の歌でもありません。 ・戦国自衛隊のテーマ/松村とおる ・人間の証明のテーマ/ジョー山中 この2曲は同時紹介。11月頃、ツタヤでうっかり『角川映画スペシャル』なるコンピレーションCDを借りてしまったら、これが大ハマリ。「戦国自衛隊のテーマ(♪サーン・ゴーズ・ダウン)」「人間の証明のテーマ(♪ママー、ドゥ・ユー・リメンバー)」「戦士の休息(♪男は誰も皆 無口な兵士)」の角川三大バラードを繰り返し聴いておりました。その他にも「欲望の街(『白昼の死角』主題歌)」「スローなブギにしてくれ」「時をかける少女」「里見八犬伝」など、角川映画には名曲が多い。最近では、「角川映画は昭和50年代を代表する日本文化なのではないか」などと思っております。次は「復活の日」と「幻魔大戦」が入ってるヤツを借りてこよう。 ・花はどこへ行った/ピーター・ポール&マリー これはiPodの悪戯ですね。そんなに好きな曲ではないのに、シャッフルでたまたま良くプレイされていたようです。中学の英語の授業で聴いた時、とてもいい曲だと思ったのを想い出して借りた図書館物件。が、この曲や「パフ」といったアメリカン・フォークの代表曲も、ジェイムズ・テイラーなどのカントリー・ロックを聴いてしまうと、どうにも物足りなく感じます。逆に言えば、PPMとJTの間には、凄いジャンプアップがあったんだなあ、と実感させてくれた曲でもありました。 ・Run, Baby, Run/シェリル・クロウ 自転車脳の僕には、すでに「ランス(・アームストロング=ツール・ド・フランス7連覇の偉人)の元恋人」という印象しかない訳ですが。シェリル・クロウは04年のツール・ド・フランスDVDで「自転車競技はストーンズ全盛期のロックよ」と発言していて、それを聞いて以来、僕は彼女を「世界の真実を知っている奴リスト」に入れました。で、音楽の方ですが、シェリル・クロウってもう少し先鋭的な人だと思っていたら、この曲は「メインストリートのならず者」的な、アメリカ南部の乾いた感じ。カントリー・ロック進化系の良曲です。 ・霧雨の朝突然に…/バンバン これは僕の初恋曲かもしれないです。小学生の頃ラジオで耳にして、それ以来ずっと「あれは誰の何の曲だったのだろう」と思っていたのですが探す術もなく。で、ふと思い立ってサビの歌詞でググってみたところ、この曲だということが判明、というインターネット時代らしい再会を果たしました。「『いちご白書』をもう一度」に続く、ユーミン作曲の第二弾だったんですねえ。ちなみに、サビのメロディはドヴォルザークの「ユモレスク」まんまです。これも豆知識ということで。 という訳で振り返ってみた07年、年末に大ハマリした角川映画音楽の余韻がいまだ醒めてません。出来るだけ「懐かしモノ」の世界には行きたくないんですが……。 毎年やってますが、iPod&iTunesの再生回数で振り返る2007年ベスト20曲。下記のリストは、07年12月31日現在「07年にライブラリに追加された曲」(つまり僕にとっては昨年の新曲)の中で、再生回数が多いベスト20曲です。ただし、1アーティストにつき1曲(そのアーティストの最上位曲)だけをピックアップしました。こうしないと、アルバム単位で聴き込んだジム・オルークとベイビーフェイスの独壇場になってしまい、面白くないので。01 恋☆カナ/月島きらり starring 久住小春(モーニング娘。) 111回 02 Love Comes To Everyone/ジョージ・ハリスン 75回 03 Whatever/オアシス 67回 04 宝の箱/モーニング娘。 58回 05 Fire And Rain/ベイビーフェイス 56回 06 All Downhill From Here/ジム・オルーク 42回 07 翳りゆく部屋/荒井由実 41回 08 スマイルズ・アンド・ティアーズ/田中宏和・鈴木慶一 38回 09 ジュビリー/くるり 29回 10 Real Love/ジョン・レノン 27回 11 Don't Tell Me You Love Me/ナイト・レンジャー 25回 12 Change The World/エリック・クラプトン 23回 13 Africa/TOTO 23回 14 宙船(そらふね)/TOKIO 22回 15 Komm,susser Tod / 甘き死よ、来たれ/ARIANNE 22回 16 戦国自衛隊のテーマ/松村とおる 22回 17 花はどこへ行った/ピーター・ポール&マリー 20回 18 人間の証明のテーマ/ジョー山中 20回 19 Run, Baby, Run/シェリル・クロウ 19回 20 霧雨の朝突然に…/バンバン 19回 「この前『ロックの初期衝動』とか言っといて、1位がそれかよ!」という気は自分でもしますが。ということで、ブログで触れなかった曲をここでご紹介してまいります。 ・恋☆カナ/月島きらり starring 久住小春(モーニング娘。) ちょっと言い訳しますとですね、アイドルポップは聴いていて疲れないから、自然に再生回数が伸びる訳なんです!(ちょっと伸び過ぎましたが) それにしてもこの曲は、子供向けアニメ主題歌というだけあって、わずか3分の間のジェットコースター的展開が面白すぎる。作曲は織田哲郎。この曲にハマっていた頃、ブログのコメント欄で密かにこんなやりとりもしておりました。 ・Whatever/オアシス ベタながら、春頃にオアシス・ブームが来てしまい、アルバム未収録のこのシングルを借りてしまいました。曲については、もう素晴らしい名曲としかいいようがありませんが。この人のVoを聴いていると、「ボブ・ディラン→ジョン・ライドン→リアム・ギャラガーというヴォーカル歴史観はアリだろうか」などと考えてしまいます。 ・宝の箱/モーニング娘。 この曲は07年発売のアルバム収録曲なのですが、「ゴージャス青春フォーク」といった趣で、今までのモーニング娘。の文脈を踏み外した傑作となっております。想像ですが、この曲には、つんく氏はほとんど関わっていないんじゃないかな、と思います。要するに、全然モ娘。らしくない。その想像を裏付けるかのように、コアなファンの投票による「ハロプロ楽曲大賞2007」では、まさかの101位。これだけの良曲でも、ファンには受け入れられなかったんですね。意外でしたが、前述の理由で、「やはり」とも思いました。 ・翳りゆく部屋/荒井由実 近くの図書館でCDが借りられるのを知り、発見した荒井由実時代のベスト盤収録。ブログでは書きませんでしたが、独り隠れてユーミン聴きまくってました。松任谷になってからはよく分からないのですが、荒井由実時代はかなりサウンドが凄いです。凄いんでググってみると細野晴臣先生が絡んでいてビックリしたり。でも、僕の脳内ライブラリーには存在しない質感の音なんですよね、荒井由実って。この曲もそう。ルーツが見えなくて、面白いです。本当はこの曲よりも「さざ波」が最強だと思っています。 続きはまた次回ということで。 前回のエントリーで、>基本的に僕は未発表曲の類には興味がないんです。 >アーティストの意志で発表した音源こそが全てだと思っているので。 とか書いてしまったんですが、ちょっと補足です。 これは理由が二つあって、一つは自分の経験則として、今まで「いいなあと思った未発表曲」「オリジナル音源を超えるアウトテイク」を、ほとんど聴いたことがない、というもの。だから、ブートとかまるで興味が無くて(唯一の例外がプリンスのライヴ盤。これだけは「この人は絶対ライヴ盤は出さんだろうな」と思って買いました)。 もう一つは「決定稿(オリジナル音源)至上主義」って感じですかね。作品制作時に、アーティスト及びスタッフが「これで世に出そう」と下した判断が、とりあえずは一番正しいと思っていいんじゃないのかな、という。特にポップミュージックの場合、作品とその時代状況の関係を考えるのも面白味の一つ、だと思うので。 例えば、ビートルズで言うと『レット・イット・ビー...ネイキッド』。これはまあ、アーティスト本人たるポールの意志は反映されているのでしょうが、僕には『レット・イット・ビー...2003年リミックス』としか思えないんですよね、キックの音とか「アクロス・ザ・ユニバース」のリヴァーブとか聴くと。やはり時代性を含めた作品の価値は、フィル・スペクターのプロデュースした『レット・イット・ビー』という「決定稿」には敵わない、というのが僕の個人的な感想でした。 しかし。このCD円熟期のリマスター時代にあっては、「いったい何が決定稿なのよ?」という壁にブチ当たったりもします。またまたビートルズで言うと、正規盤だとアルバム『ヘルプ!』以降はステレオ・ミックスで発売されている訳ですけど、「オリジナルUK盤のモノラル・ミックスこそが本当のビートルズ・サウンド」とかいう評論家がいたり(ホントなんですか?)、「ステレオver.のミックスダウン時、メンバーはあまり立ち会わなかった」みたいな証言もどっかで読みましたし……。 そんな訳で、「『LOVE』とか作ってるヒマがあったら、早くUK原盤に忠実なモノラル・ミックスのリマスター出せよアップル!」とか思っていたりして、こうなるとブートを熱心に探している人とは単にベクトルが異なるだけで、「コレクター体質」という点では、まったく同類かと思います(笑)。
さて、前回までは個別的具体論を目一杯書いたので、ここらで思いっ切り抽象的な話を書いてみたくなってしまいました。
モー娘。について書いた時の、「優劣」と「好き嫌い」は別、という話なんですけど。 「音楽なんて主観的なものだから、良い悪いの基準なんか無くて、人それぞれの好き嫌いがあるだけ」みたいな意見を見かけることがあります。「その人が、その曲を『良い』と思ってるんだから、それでいいじゃないか」と。こういう相対主義って、僕、昔から反対なんですよね。 例えば、ビートルズの「イン・マイ・ライフ」と、そこら辺の音痴のオッサンの鼻歌を比べてみたとき、そのオッサンに「いや、ビートルズより俺の鼻歌の方が断然優れていると思うよ、少なくとも俺はね」って言われて、それに反論できなくていいのか、と。 違うんだ、それはオッサンが自分の鼻歌が「好き」なだけで、ビートルズより「優れている」訳じゃないんだ、と俺は言いたいんです。 んで、じゃあその優れているか劣っているかを決める基準は何だ? という話になってくるんですが、そういう絶対的な優劣を決めるのなんて神様しかいなくて、そうなると話が宗教じみてくるんで、とりあえず、「『音楽の優劣を測る絶対的モノサシ』がどこかにある」と仮想しないと話が始まらないんじゃないかな、と思うわけです。 その上で、「自分の好き嫌いなんて卑小なモノサシとは別のところに『絶対基準』があるはずだから、その仮想上の『絶対基準』に少しでも近づけるように音楽的スキルを磨いていこう」というのが、音楽愛好家並びに制作者の正しい態度ではないのか、と思うわけです。実は、これは音楽に限った話ではないのですが。 ……って、なんだかエラい大袈裟な話になっちゃいましたが、そういうイメージでひとつよろしく!
その2からの続きです。
・オール・アバウト・アス/t.A.T.u. ツタヤのレンタル落ち100円ワゴンにあったので買ってしまいました。彼女たちのやってることって完全に80年代リバイバルなんですよね。大ヒットした「All The Things She Said」とか。この曲なんか05年の新曲なのに懐かしいですもん。なので、80年代MTV世代である僕のようなオッサン層から、もっと絶大なる支持があって然るべきだと僕は思ってるんですが、そうならないのは現在のレコード業界の構造的な欠陥の象徴であり……って、そんな大袈裟な話ではありませんね。 ・悪魔を憐れむ歌/remix by ネプチューンズ すでに聴いたことのある人はご存じのように、このリミックスのキモは、掟破りのコード進行改変。例のE-D-A-Eのコード循環が、途中から一転、Em-D-D-Cというマイナー調になるんです(ギターをお持ちの方はお試しあれ)。最初、それはもう凄い違和感あったんですが、慣れると割とイケる。かなりイケる。そうですね、蕎麦にミートソースかけて食ってるみたいな感じ。 ・ビッグ・ウェイヴのテーマ/山下達郎 山下達郎さんはインタビューとか読んでると、「いいこと言うなあ」「凄い人だ!」とは思うんですが、音楽的にはあまり共感できる曲がないです。が、この曲だけは特別。その昔、私がサーファーであった頃(マジです。大磯とか鵠沼とか行ってた)、波に乗ってる時の心のテーマ曲がこれでしたので。うーん、でもやっぱ懐かしいだけかな。でもこれ聴いて思うけど、やっぱ凄く歌上手いですよね、山下達郎って。「日本屈指のヴォーカリスト」といっても過言ではないような気がします。 ・アイネ・クライネ・ナハトムジーク/モーツァルト 去年はモーツァルト生誕250周年でありまして、私も多少ながら、仕事的に恩恵を受けた訳ですが。んで、ちゃんと聴こうかなと、『ベスト・オブ・モーツァルト』という分かりやすいベスト盤を借りました。聴いてて思ったんですけど、モーツァルトの音楽って非常にポジティヴなんですよね。独特の明るさと前向きさがある、というか。その辺が異様な程の人気の理由なのかな、と推察します。 ・マギーズ・ファーム/ボブ・ディラン これはボブ・ディランが好きで聴いていたのではなく、ネットで「(キンクスのレイ・デイヴィスは)『マギーズ・ファーム』はとにかく大好きで、あの曲の存在そのものがすべて気に入っていた」という情報を知ったからです。以前も書きましたが、僕はキンクスってディランの影響も受けてるよな、と考えていたので、「やはりそうか」という訳で聴いてました。が、そこまで言うほど良い曲なのか、これは? 単にブルースっぽいカントリーソングって感じなんですけど。レイ・デイヴィスって変わってるなあ、ホント。 以上、再生回数トップ20で振り返ってみた2006年。このブログでは極力抑えていた己語りが多少混じってしまい、お恥ずかしい限りです。というか、去年はそういう「過去振り返り系」の曲を多く聴いていた、ということで、やはり僕にとっては音楽的な停滞期であったことは間違いないようです。こういう状況だった故、ブログが全く更新できなかった時期もあり、お粗末さまでございました。 という訳で、今年もよろしくお願いいたします。
その1からの続きです。あ、前回リンクし忘れましたが、05年のベスト20はこちらです。
・ひとつだけ/矢野顕子(with 忌野清志郎) これはiTSで見つけて即買いしました。『ごはんができたよ』に入ってるオリジナルverは、中学生の時に大好きで。コレの「♪離れているときでも 私のこと忘れないでいて欲しいよ」ってとこ聴きながら転校した友だちのことを思い出して泣きそうになったこともある、ような気もする。それにしても清志郎のvoは説得力ある。iTS利用者にはぜひお薦めしたい名曲です。 ・キモちE/RCサクセション 『ラプソディー ネイキッド』verですが、これは「キモちE」を聴いていたのではなく、曲が終わった後、アンコールで登場した時のMCを繰り返し聴いてたからですね。「指輪をはめたい」のコード進行のピアノをバックに、清志郎が一人ひとりメンバー紹介していくんですが、そこがもう、感動のドキュメント! ・哀しいくらい/オフコース これはですねえ、高校の時に付き合ってた彼女の部屋でよくかかってたんですよ。夕方、暗くなった部屋で、二人で肩並べてコレを聴いていると、強烈に切なくなったのを記憶していて、その切なさが甦るかな、と思って借りました。 が、聴いてみたら、あの時感じた切なさが甦るどころか、「そうか、小田和正ってのは、この前の『さよなら』=『ホテル・カリフォルニア』説の時にも思ったけど、完全にウェストコースト指向なんだよな、サウンドが。うわあ、サックス・ソロ、AORだなあ、まさに80年代初期だ」……なんてことしか考えられなかった自分が哀しいですよ!!! ・ターン・ターン・ターン/ザ・バーズ バーズはカントリー・ロック指向の『ロデオの恋人』しか聴いてなくて、「ちょっとコレは聴きたい音楽じゃないな」と思っていたのですが、ベスト盤借りてみたらカントリー期とは全然違って驚いたのと同時に、ギターの音色がとても印象に残りました。っていうか、このギターはラーズかストーン・ローゼズか、っていう感じで、もうウエストコーストもブリットポップも関係ねえな、とか、「音楽は地続きだ!」とか思いました。 ・愛の歓び/ナナ・ムスクーリ まさに「ギリシャの歌姫」という感じのポピュラー歌手です。仕事で聴く機会があって、凄く透明でキレイな音楽だなと思い、「この私の穢れた耳を洗い流しておくれ」という感じでベスト盤を借りてきた次第。結構ホントに和むんで、一家に一枚用意しておくといいです。 ・青い地球/ささきいさお 『銀河鉄道999』のTV版EDテーマ。「♪メーテル〜また一つ〜星が消え〜るよ〜」というアレです。ギャートルズのそれと同様、アニメED曲の金字塔と言えましょう。去年の松本零士氏と某氏の騒動の時、急に聴きたくなってサントラ借りてきました。ゴダイゴの映画版のテーマ曲も入ってるのでお得ですよ。 あと一回続く。。。
iPod買ってから毎年やってるんですが、iPod&iTunesで2006年を振り返ります。下記のリストは、06年12月31日現在「06年にライブラリに追加された曲」(つまり僕にとっては昨年の新曲)の中で、再生回数が多いベスト20曲です。ただし、1アーティストにつき1曲(そのアーティストの最上位曲)だけをピックアップしました。こうしないと、ベスト20曲中12曲をコーネリアスが独占してしまい、つまらないので。
01 デイズ/テレヴィジョン 73回 02 ファイト!/中島みゆき 59回 03 Omstart/コーネリアス 46回 04 どうにかして土曜日/モーニング娘。 37回 05 自転車ショー歌/忌野清志郎 35回 06 涙そうそう/夏川りみ 34回 07 ひとつだけ/矢野顕子(with 忌野清志郎) 29回 08 キモちE/RCサクセション 26回 09 ビューティフル・デライラ/キンクス 24回 10 哀しいくらい/オフコース 24回 11 ターン・ターン・ターン/ザ・バーズ 19回 12 愛の歓び/ナナ・ムスクーリ 18回 13 青い地球/ささきいさお 17回 14 サスピシャス・マインド/エルヴィス・プレスリー 16回 15 オール・アバウト・アス/t.A.T.u. 14回 16 悪魔を憐れむ歌/remix by ネプチューンズ 13回 17 ビッグ・ウェイヴのテーマ/山下達郎 12回 18 アイネ・クライネ・ナハトムジーク/モーツァルト 11回 19 あの川/小沢健二 11回 20 マギーズ・ファーム/ボブ・ディラン 10回 去年の僕の迷走ぶりが、よく反映されたリストになっておりますね。「モーツァルトって何だよ!」という感じもいたします。去年は何しろ自転車に夢中でありまして、外出時にほとんどiPod聴けませんでしたから、再生回数も例年よりも少ないです。 そんな中でヘヴィロテだった20曲。ブログで触れなかった曲を「なぜランクインしてるのか」というコメント(というか言い訳に近いなコレ)を書きたいと思います。ブログで書いた曲についてはリンクを貼ってあります。 ・ファイト!/中島みゆき 10年以上前に何かのCMで流れてた時、結構いいなと思っていて、iTSで買ったんですが、ここまで再生回数が多いのは、チャリ乗ってる時のマインド・ドーピングに使ってたからですね。 ファイト! 闘う君の歌を 闘わない誰かが笑うだろう ファイト! 冷たい水の中を ふるえながらのぼってゆけ 自転車乗ってる時って歌詞が凄く耳に入るんです。自宅でヘッドフォンで思いっ切り聴いてる時は、僕は歌詞なんか意識しないのに。多分、音楽を認識する脳が違うんだなあ、と思って、それが自分的には面白かった。 ・どうにかして土曜日/モーニング娘 モー娘。1stアルバム収録曲。特に優れた曲ではありませんが、B級ディスコっぽいところが妙に癖になって。モー娘。を引き合いに出して言うのもなんですが、音楽の「優劣」と「好き嫌い」は別、というのが私の信念です、はい。 ・自転車ショー歌/忌野清志郎 自転車アニメ映画『茄子 アンダルシアの夏』のEDテーマ。小林旭「自動車ショー歌」のもじりです。チャリ乗りながらiPodでよく聴いてました。 歌詞はこんなんです。最初は半分くらいしか分からなかったメーカー名も、今ではほとんど分かるようになってしまいました。っていうか、清志郎はマジヲタですね。 子ネコがミヤータ コルナーゴ 僕の彼女はビアンキで プジョーが読めなくコメンサル ルックは良いのにクラインで ちよっトマズィーニこまったら モールトン飲ませりゃバッタリン ……とりあえず長くなりそうなので、続きは次回に!
コーネリアスの新譜のお陰で、ようやく音楽に対するモチベーションが上がってきた今日この頃。最近は何故か、「きれいな音楽が聴きたい」という気持ちが強いです。「きれい」っていう基準は人それぞれですが、具体的に言えば「ギターがあまり歪んでないサウンド」ってことですかね。
何しろ、最近のヘヴィロテがナナ・ムスクーリ(ギリシャの歌姫って感じの人。ポピュラーだけどちょい声楽っぽい)「アメイジング・グレイス」なんですから、ある意味、病んでいる気もします。 という訳で、iTunesで「とてもきれい」というプレイリストを作ってみたところ、70曲くらいになってしまいました。以下、そのリストの曲をジャンル別に一曲だけピックアップしてご案内しようと思います。 ■オルタナティヴ・ロック代表=「ゼア・シー・ゴーズ/ザ・ラーズ」 この前バーズのベスト盤借りてきたんですが、「え。これ何てラーズ?」とか思ってしまいました。この手のギターの音色はとても好きです。 ■アメリカン・ロック代表=「カリフォルニア/ジョニ・ミッチェル」 ジェイムズ・テイラーがアコギ弾いているんですけど、やっぱいいですねえ。voの好みは分かれるところかと思いますが、僕には心地よく聴こえます。 ■ビートルズ代表=「ワーズ・オブ・ラヴ」 以前、『フォー・セール』収録のカヴァー曲をボロクソに書いたことがありますが、大反省中です。このバディ・ホリーのカヴァーが凄く良くて。いいギターの音色してるんだ、これも。しかし、やはり『フォー・セール』の良さは、アメリカン・ロックをかじってないと分からない部分があると思います。 ■ブルース代表=「ペイ・デイ/ミシシッピ・ジョン・ハート」 ブルースっていうか、フォークっぽいですけど。ブルースってパワフルだから、こっちも元気じゃないと聴けないところがあります。が、この人のは聴いてて疲れない、一番ラクに聴けるブルースですね。 ■UKロック代表=「ミスフィッツ/キンクス」 78年、アリスタ時代の作品。最初聴いた時は「こんなに地味な曲がこの世にあっていいのだろうか」とか思ったのですが、じわじわとその心地よさが身に染み通ってきて、今では「これよりいい曲ってこの世に100曲もないな」とすら思います。78年という時代の中途半端さ、そしてこの地味さ。キンクスらしさが滲み出た最高傑作。 ■ディープソウル代表=「プレイ・サムシング・プリティ/ジョニー・テイラー」 これも70年代後半だと思います。ディスコ・ブームが去った頃の作品なのかな。「何かプリティな曲をかけてくれよ」って歌詞通りの優しい曲です。 ■ファンク代表=「Footsteps In The Dark (Part 1&2)/アイズレー・ブラザーズ」 聴いてて眠くなれるファンクなんてこの曲くらいのもんでしょうか。ドラムの音色の心地よさが神がかってます。 ■J-POP代表=「涙そうそう/夏川りみ」 誰が何と言おうと、いいものはいいです。いいヴォーカリストなんですが、沖縄のイメージが強すぎるので、ここらでハウスっぽい曲をパワフルに歌って売り出してみたら面白いと思う。ロリータ・ハロウェイのイメージで。 ■R%B代表=「No One Else Comes Close/ジョー」 正直、90年代のR&Bにはこの手の曲が無限にあるんですが、当時あまり良さが分からなかったジョーのこの曲を。あ、いま聴いてて気付きましたが、当時はこの透明感のある歌い方がピンとこなかったんだ。あの頃はエグいのばっかり聴いてたからなあ。 ■ストーンズ代表=「レット・イット・ルース」 今まで何でこの曲の良さをスルーしてきたのかな、って不思議に思います。この曲が収録されている「メイン・ストリートのならず者」の良さも、アメリカン・ロックを経由した後、ようやく理解できるようになった感があります。「メイン・ストリート最高傑作説」、今では僕もかなり同意ですね。特にこの曲はサザンソウルっぽくて良い。 ……こんな感じですが……「とてもきれい」っていうプレイリスト名の割にはエグいかもしれませんね。そういうのしか聴いてこなかんたもんで……。とりあえず、今はこんな感じの曲を聴いてリハビリしてます。 先週、取引先の会社から、クラシックのコンサートに招待してもらったので行ってきました。読売日響というオーケストラで、場所はサントリーホール。演目は「未完成/シューベルト」「運命/ベートーヴェン」「新世界/ドヴォルザーク」の3曲。 もう、圧倒的ゴリゴリ正統派のクラシックコンサートです。 クラシックに関してはド素人の僕ですが、初めての生オーケストラということで、結構期待していました。「オーケストラの生演奏、しかもサントリーホール。これはどんな音響なのか聴きモノだな」と。 で、実際に聴いてみるとですね。 様々な楽器の音色が右から左から上から下からやってきて、立体的な音響が立ち上がってくるのであろう、と期待していたのですが、違いました。なんかモノラルに近い感じで音の塊が中央からやってくるんです。一階席のド真ん中の座席で聴いてたんですけど。 チェロとかコントラバスとかの低音楽器は向かって右に配置されているのですが、特に低音が右に偏っている訳ではなく、逆に左からヴァイオリンの中高域がやってくる訳でもない。 しかし、もちろんモノラルではありません。微妙です。何とも言い難い感じです。深いです。 非常に考えさせられましたね。つまりオーケストラの生演奏などという贅沢品に触れたことのない我々の耳は、右と左のスピーカーで表現される2chサウンド(いわゆるステレオですね)に慣れきっているので、この音の醍醐味が理解できないのではないか、と。 まあ、そうはいっても今後も2chステレオの世界で構築されたサウンドを楽しんでいくことに、変化はないと思うのですが。 それでも、何というか、こう、「ステレオ2chとは全く別の枠組みで創られた音響の世界」っていうのがこの世にあるのだなあ、ということを知っただけでも、貴重な体験となって良かった、と思うポピュラーミュージック愛好家の私でした。 < 前のページ次のページ >
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というのもですね。数年前に「WONDERFUL DAYS」「GREATFUL DAYS」というRCサクセションのベスト編集盤が出たんですが、このリマスターに俺は若干の不満を覚えているのです。
・Don't Tell Me You Love Me/ナイト・レンジャー
毎年やってますが、iPod&iTunesの再生回数で振り返る2007年ベスト20曲。下記のリストは、07年12月31日現在「07年にライブラリに追加された曲」(つまり僕にとっては昨年の新曲)の中で、再生回数が多いベスト20曲です。ただし、1アーティストにつき1曲(そのアーティストの最上位曲)だけをピックアップしました。こうしないと、アルバム単位で聴き込んだジム・オルークとベイビーフェイスの独壇場になってしまい、面白くないので。
前回のエントリーで、
先週、取引先の会社から、クラシックのコンサートに招待してもらったので行ってきました。
