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白人ブラック
c0059851_1435727.jpg前回あんなことを書いたせいか、ふと思い立って、iTunesで「白人ブラック」というプレイリストを作ってみました。黒人以外でブラックミュージックを感じる曲って意味です。

君の友だち/キャロル・キング
Will You Love Me Tomorrow?/キャロル・キング
ビューティフル/キャロル・キング
Awaiting On You All/ジョージ・ハリスン
スティーム・ローラー/ジェイムズ・テイラー
ウルル/ジェシ・デイヴィス
On The Way Home/Buffalo Springfield
ラヴ・ミー・ドゥ/ビートルズ
ゲット・バック/ビートルズ
ハレルヤ・アイ・ラヴ・ユー・ソー/アニマルズ
ヤング・アメリカン/デヴィッド・ボウイ
ジェフズ・ブルース/ヤードバーズ
アイ・エイント・ガット・ユー/ヤードバーズ
アイム・ア・マン/ヤードバーズ
Turn Down Day/スケッチショウ
イフ・ユー・ニード・ミー/ローリング・ストーンズ
放蕩むすこ/ローリング・ストーンズ
むなしき愛/ローリング・ストーンズ

以前に書いたことと重複する部分もありますが、ちょっと補足的に説明。

■キャロル・キング
この人、NY出身とは思えない。ヴォーカルが素朴で、南部の田舎臭い黒人のねーちゃんっぽいんですよね。アン・セクストンとかドリス・デュークとか。だが、そこがいい。

■スティーム・ローラー/ジェイムズ・テイラー
ヴォーカルは「お前の歌は詩の朗読か?」ってくらい抑揚がないんですが、この曲には、ブリティッシュ勢がいくらコピーしても敵わない、「本場のテイスト」があります。やっぱりカントリーとブルースはどこか共通していて、それがアメリカ音楽を支えている巨大な基盤になっているんだなー、とこの曲を聴くと思う。

■ラヴ・ミー・ドゥ&ゲット・バック/ビートルズ
ビートルズ・ナンバーで黒人っぽいテイストを感じるのはこの2曲だけ。この2曲、デビューシングルとラストアルバムの最終ナンバーな訳ですが、特に深読みする意味はなさそうです。

■アニマルズ
本当に黒人音楽が好きなんでしょうねー。ヴォーカルがいいです。

■ヤードバーズ
最初はイマイチだなー、と思っていたんですが。このバンドもブルースのヒップな部分を上手く掬い取っていると思う。「ジェフズ・ブルース」はプレイ回数も多いお気に入り。

■ローリング・ストーンズ
「ヘタウマ」の代名詞みたいになってるキース・リチャーズですが、「放蕩むすこ」のプレイは神すぎる。

このプレイリストのような曲は、「あっさり目の醤油ラーメン」みたいな感じで、割と好きです。
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by tablerecords | 2005-05-31 14:26 | Black Music
『リメイン・イン・ライト』論争について
c0059851_101290.jpgここ数ヶ月くらい、トーキング・ヘッズの『リメイン・イン・ライト』をたまに聴きます。半年くらい前に借りたんですが、iPodシャッフル中にかかったのを聴いて「へー、かっこいいなあ」と再認識したのがきっかけ。

このアルバムというと専ら話題になるのは、評論家・渋谷陽一氏による「黒人をメンバーに入れてファンキーさを出したのは安直。黒人音楽に対して批評性に欠ける(大意)」という批判は是か非か?というところですが、僕は一聴して渋谷氏の批判は的外れだと感じました。

まずこのアルバムのファンキーさは、一般のアメリカ黒人音楽とは相当に距離があること。これを聴いてすぐに連想できるブラックミュージックって、ちょっと思い付かないです。「Houses In Motion」がちょっとPファンクっぽいくらいかな? 全体的に独自のビートを構築していて、その感触はこのアルバムならではとしか言いようがなく、決して「安直な黒人音楽のコピー」ではないと思います。

それに、メンバーが黒人だとか白人だとか、関係あるのかなあ、渋谷氏はこだわりすぎなんじゃないかなあ、と思うんです。まあ時代を感じる議論ではあります。このアルバムで表現されているビートは、特にブラックミュージック畑の人でなければ不可能、という種類のモノではないと思いますし。アフロ的なパーカッションをとっぱらって聴いてみれば、この直線的なリズムはむしろパンクに近いんじゃないでしょうか。

そこで考えさせられるのは、「ミュージシャンの肌の色」と「黒人音楽らしさ」はどれほど関係があるのか?ということです。というのも、「ソウルの神髄」って感じのオーティス・レディングだって、バックのギターとベースは白人です。極上のサザンソウルを作ったフェイム・スタジオの連中は、ほぼ全員白人。モータウンのファンクブラザーズにも白人がいたし、アヴェレイジ・ホワイト・バンドなんていう、完全にファンクにカテゴライズされている白人バンドもあります。

そんな訳で「バックミュージシャンは白人か黒人か」にこだわっていたら、ブラックミュージックは聴けなくなってしまいます。

逆もまた然り。僕はこの『リメイン・イン・ライト』を、エスニック風なポリリズムを導入したパンク〜ニューウェイヴ・サウンドとして聴きました。そういえば、ストーンズも「悪魔を憐れむ歌」で似たようなことやってますよね。
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by tablerecords | 2005-05-29 01:01 | US Rock
デジカメ購入
先週の土曜日、新しいデジカメを買いました。コニカミノルタのDiMAGE X50。売れ筋の光学3倍ズーム/500万画素機なんですが、新品で税込21,500円。メーカーが気の毒になるくらい安いです。

という訳で、デジカメについて大いに語りたいところですが、ここは音楽ブログ。ウチにある自慢の盤をX50で撮影してUPすることにしました。

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これが手持ちのCDの中で、最もレア度が高い物件。「O.V. ライトBOX」。社会人になって初めてのボーナスで購入しました。つっても14,000円なんですが。でも、今なら中古で2万数千円はするはずです。というのも、O.V. ライト絶頂期(バックビート時代)のオリジナルアルバムがCD化されたのは、このBOXが最初で最後。中でも『ニッケル&ネイル&ザ・エース・オブ・スペード』(右奥)『メンフィス・アンリミテッド』(右手前)の2枚は70年代ソウルの超名盤なので、血眼で捜しているファンも多いと思います。

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続いてアナログ盤コーナー。

■左:『トゥイスティン・ザ・ナイト・アウェイ/サム・クック』
訳もわからずソウルのアナログ盤を買い漁っていた時期に入手。オリジナルアルバムのリイシューだし、ジャケもカッコイイし、所有の喜びを実感する一枚。主な曲はCDで聴けるんですけどね。

■中:『ノーティ・ボーイ/RCサクセション』
12inchシングル。当時は中古屋でゴロゴロしてましたが、今は入手困難みたいです。とにかく一曲目「マリコ」は絶対的名曲。なのにCD化されていない……。何とかならないものでしょうか(僕はMacに取り込んでデジタル化しましたが)。

■右:『ハートブレイカーズ・14ラヴバラッド/ローリング・ストーンズ』
日本の独自編集盤ですが、収録曲は全て普通にCD化されているので、特にレア盤ではありません。が、ここに収録された黒人音楽のカヴァー曲、「アンダー・ザ・ボードウォーク」(ドリフターズ)、「イフ・ユー・ニード・ミー」(ウィルソン・ピケット)、「クライ・トゥ・ミー」(ソロモン・バーク)、「ザッツ・ハウ・ストロング・マイ・ラヴ・イズ」(O.V. ライト)が、当時高校三年生だった僕のハートを直撃。その後、ブラックミュージックにハマるきっかけになったという、自分史的には超名盤です。買った場所が、今は無き渋谷のハンターだった、というのも懐かしい。

他にも家の中を漁ってみたんですが、晒せるのはこんなもんでしょうか。あんまりレア盤とかとは、縁がないみたいです。
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by tablerecords | 2005-05-16 22:54 | others
祝「R&B・SOUL板」誕生
c0059851_14374555.jpg先日(たしか5/9)、2ちゃんねるに「R&B・SOUL板」が誕生しました。このジャンルは、今まで、「洋楽板」とか「ビートルズ(オールディーズ)板」とかで細々と語られていたので、非常に嬉しい。

今はまだ板が設立されたばかりで、ローカルルールのことで自治スレがちょっと荒れ気味ですが、他のスレッドで交わされる、喜びに満ちたレスが初々しいです。

で、ここ一週間はこの「R&B・SOUL板」に入り浸り(ロムってるだけですが)。「○○の○○って曲サイコー」みたいなレスを見ては、さっそくiTuneでアクセス、「なるほどー、やっぱいい曲だわ」なんてのを繰り返す日々。

確か96年の初め頃。僕が初めてニフティ・サーブに入会し、ブラックミュージックについて語るフォーラムにアクセスした時の感激を思い出しました。初めて目にする、評論家以外の言葉で語られるブラックミュージック・ファンの声。熱い発言の数々に、「世の中広いなー」と正直思いました。

鈴木啓志さんのように、黒人音楽を体系的に論述する評論家は必要です。僕もお世話になっています。でもそれと並行して、「単に黒人音楽が好きなだけのファンの意見」ってのも参考になるし、読んでいて楽しい。これからの「R&B・SOUL板」の発展には、本当に期待したいです。

つーかこのブログでも、散々テクノだのオルタナだのアメロックだの言ってましたが、ここ数日ですっかり先祖返りしてしまいました。やばい。
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by tablerecords | 2005-05-13 14:37 | Black Music
もしオーティスが生きていたら
「もしあのミュージシャンが生きていたら」。今回は最近プチ・ブームのオーティス・レディング篇です。

c0059851_1910343.jpgオーティスは1967年、26才の若さで飛行機事故で亡くなっています。ミュージシャンとしてはこれから成熟に向かう年齢。あの事故がなかったら一体どうなっていたか。

想像する上でのポイントは、「サザンソウル内にとどまらず、ロック・フィールドのファン層まで獲得していた」「ビートルズの『サージェント・ペパー』を擦り切れるまで聴き込んでいたほど、新しいサウンドへの好奇心が旺盛だった」という所にあると思います。

ということで60年代まではともかく、70年代には、もう間違いなく同世代であるマーヴィン・ゲイの『ホワッツ・ゴーイン・オン』に、とてつもない衝撃を受けたはずです。もともと曲が作れる人ですから、一種の「黒人版シンガー・ソングライター運動」であったニューソウルには飛びついたでしょう。「これぞ南部のニューソウル!」とばかりに、意欲的なコンセプト・アルバムを2、3枚は制作しただろう、というのが僕の持論です(この時期のアルバムについては、濃いサザンソウル・ファンと普通のファンでは、評価が真っ二つに割れる。もちろん濃い方は徹底批判)。

70年代も後半になると、吹き荒れるディスコ旋風とスタックス倒産のダブルショックで、さすがのオーティスも低迷は避けられません。採るべき道があったとすれば、バリー・ホワイトのような、「渋い歌声で、ゆったりとした甘いメロディのディスコ・ソング」路線。これは結構オーティスの資質に合っていると思うんですが、どうでしょう。

そして80年代。個人的にはブラコン・サウンドとオーティスの相性は悪くなかっただろうと思うんですが、映画『ブルース・ブラザーズ』のヒットで再評価されたオーティスの人生は一変、ブルース・ブラザーズ・バンドの座長として60年代ヒットを歌い続ける。そして現在、64才に至るも数年に一度の世界ツアー……まあ、そんな感じなんじゃないかなあ。

で、振り返ってみると、「70年代のニューソウル期をどう見るか」でオーティスの評価は分かれてくるでしょうが、やはり基本的には60年代の人だった、と僕は思いますね。
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by tablerecords | 2005-05-06 19:06 | Black Music



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