<   2005年 07月 ( 5 )   > この月の画像一覧
キンクス・ブーム続行中
c0059851_1494697.jpg有り得ないくらいキンクス大ブームです。この1ヶ月、聴いてる音楽の7割くらいをキンクスが占めていたと思います。この短期間に、一気に『ヴィレッジ・グリーン…』『アーサー…』『ローラ…』『マスウェル…』『ショービジネス』を借りてきた訳で、それを消化するだけで大変です。

なぜ僕が、今頃になってキンクスにハマったのか。「ユー・リアリー・ガット・ミー」くらいは以前から知っていましたが、初めてそれ以外の代表曲に触れたのは一年ちょっと前。その時はビートルズやストーンズみたいな僕が知ってるUKロックの文脈ではほとんど理解不能の音楽でした(その文脈で聴けたのが、唯一「ウォータールー・サンセット」だった。「The Village Green Preservation Society」なんて、「何かの冗談だろう、これは」とか思ってましたから)。

ところが去年、アメリカのカントリー・ロックを囓った後に聴いてみると、急に「見えて」きた。あの手の淡々としたVoスタイルに慣れたせいで、弱々しいとしか思えなかったレイ・デイヴィスの絶妙な下手さに何とも言えない心地よさと説得力を感じ、今やフェイバリット・ヴォーカリスト入り決定です(O. V. ライトだのジェイムズ・カーだの言ってた頃には考えられなかったことです)。楽曲もアメリカのカントリー・ロックを経由した後では、むしろドラマティックに聴こえてきます。

という訳で僕は今、キンクスを「風変わりなカントリー・ロック」として受容しているんだと思います(「ユー・リアリー・ガット・ミー」から「デヴィッド・ワッツ」くらいまでのブリティッシュ・ビート時代の代表曲にはあまり惹かれていないので) 。

そういう意味でいうと、やはり『マスウェル・ヒルビリーズ』が一番、ってことになるかもしれませんが、何せまだ聴き始めてから一週間なので、第一印象だけで言うと、ストーンズの『メインストリートのならず者』との共通点を非常に感じましたね。「Complicated Life」「Uncle Son」なんか、『メインストリート…』のB面に入っていてもおかしくないと思います。
[PR]
by tablerecords | 2005-07-30 14:11 | UK Rock
隠れた名曲
c0059851_10593466.jpgここ2週間くらい、キンクスの「Sitting In My Hotel(ホテルに座って)」が、僕の「心のベストテン」第1位を独走中です。iPod&iTunesの再生回数を確認すると、すでに60回を超えています。去年一年間の再生回数ベスト20がこんな感じですから、いかに惚れ込んでいるかが分かっていただけるかと思います。

アルバム「この世はすべてショー・ビジネス」(72年)に収録されている、ピアノの弾き語りっぽい非常にドラマティックな展開のバラードなんですが、その手のバラードといえば、今の僕の中では、

レット・イット・ビー/ビートルズ
明日に架ける橋/サイモン&ガーファンクル
ホテルに座って/キンクス

とまあ、こう並べても全く違和感がないほどの大名曲です。

レイ・デイヴィスの頼りないヴォーカルと甲高い管楽器のオブリガードの絡みが、メロディの美しさと相まって、思わず郷愁を誘います。半分引きこもりの自営業者である僕としては、一日の終わりに窓の外を眺めながら、必ずこれを聴かずにはいられない訳なんです。

ところが、にわかキンクス・ファンの僕には、この曲についての情報が全くない。そこで、全国の音楽ファンから贈られているであろう、あらゆる賛辞を読みたいと思い、googleで検索したところ……

"Sitting In My Hotel"  の検索結果のうち
日本語のページ 約 55 件中 1 - 27 件目 (0.29 秒)

たったの55件かよ! 30分で全部読んじまったよ! ……きっとこういうのが積み重なって、キンクスのファン心理というのはねじくれていったんだろうなあ、と思いました。

しかし、それよりも強く感じたのは、このような「隠れた名曲」というのは一体どれくらいあるんだろう、ということです。キンクスという大メジャー・グループでもこうなんですから、この世には僕が未だ出逢っていない名曲がゴロゴロしてるんだろうなあ。。。
[PR]
by tablerecords | 2005-07-17 11:02 | UK Rock
「シー・セッド・シー・セッド」のベース
c0059851_12233320.jpgUKブームということで、久々にビートルズ『リボルバー』を聴いてみたのですが、以前から疑問を持っていた件について、自分なりに結論に至りました。

それは「『シー・セッド・シー・セッド』のベースって、ポールじゃないのでは?」ということです。数年前に宅録でコピーした時も「ポールにしては、ずいぶん雑なプレイだなー」と思っていたのです。

疑惑のポイントはただ一つ。「ミュートのタイミングがバラバラ」なところ(例えば、Aメロ部で「ポーン」と鳴らせる音符の長さが、中途半端にバラバラで、一定していない)。

ロックのベーシストというのは、本能的にベースの音が途切れるのを恐れるんですよ。だから、音をミュートする(途切れさせる)のには、ベーシストにとってそれなりの必然性がある訳です。例えば「タックスマン」のように、次のフレーズを弾んだように聴かせるために、わざとミュートでタメを作る、とか。

「シー・セッド・シー・セッド」のベースはその辺に無自覚すぎる。で、改めて聴いたところ、こりゃプレイが雑どころか、そもそもベーシストの仕業じゃないな、と。となると「ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード」でブチブチに途切れたベースを弾いた前科(?)を持つジョンのプレイではないか、と思いまして。

で、ググってみたら、下記のサイトで「この曲のレコーディング・セッションではジョンとポールが喧嘩してしまい、結局ジョージがポールの代役を務めたと後にポールが回想している」という記述を見つけました。

http://www9.plala.or.jp/giw0011/fab8.html

このポールの回想についてはソースが見つからなかったので、この記述をそのまま鵜呑みにする訳にはいきません。

が、僕は前述の理由から、「『シー・セッド・シー・セッド』のベースはポールではない」と確信します。
[PR]
by tablerecords | 2005-07-10 12:24 | UK Rock
自画自賛
c0059851_1861484.jpgこの前、キンクスと一緒にデヴィッド・ボウイの『ロウ』も借りたのですが、サエキけんぞう氏によるライナーに面白いことが書いてありました。

この『ロウ』というアルバムは、ボウイがクラフトワークに強く影響されてドイツで制作されたので、当然ライナーでもクラフトワークについて言及されているのですが、僕の目を惹いたのは「(クラフトワークが)あのマイケル・ジャクソンからも音源提供を申し込まれた」という記述。

で、ググってみると、東芝EMIのサイトにも「一見意外に思える人々にもクラフトワークのファンは多い。あのマイケル・ジャクソンが共演を打診してきたり」なんてことが書いてあります。

おお、やはり! 僕もマイケル・ジャクソン『スリラー』(の中でも特に「ビリージーン」)のビートの質感がクラフトワークに似ている、と思っていて、一年前に音楽日記に書いていたのです。これです、これ。

いやー、オレの耳もまんざらでもないなーと、ちょっと自分で自分を褒めたいと思いました。
[PR]
by tablerecords | 2005-07-04 18:07 | エレクトロニカ
UKウィーク
c0059851_161648100.jpg先週の土曜日、古本屋で『レコードコレクターズ増刊 ブリティッシュ・ロックvol.1」を買いました。これを読みながら、一年前に友人からmp3で貰ったヤードバーズ、クリーム、ジェフ・ベック、フー、キンクス、ZEPなどの王道アーティストを聴きまくりの一週間。

短期間に集中して聴いたおかげで、ブリティッシュ・ロックの歴史というものが少し「線」になって見えてきました。

今まで僕は漠然と

60年代:ビートルズ&ストーンズ他、フーとかキンクスとか
70年代:デヴィッド・ボウイ&T-REX他、プログレとか

という単純な歴史観でUKロックを捉えていたのですが、全然違いましたね。今回のブームで認識したのは、

60年代前半:ビートポップス、ブルースのカヴァー(ほとんどのグループ)
60年代後半:ブルース・ロック(クリームとか)
60年代後半〜70年代前半:ハードロック(ツェッペリンとか)

というのが、ブリティッシュ・ロック・シーンの主要な流れだったのだなあ、ということです。どんどんサウンドがラウド(大音量)になって、ヴォーカルもハイトーンのシャウトが多用されるようになる。何でブルースのカヴァーから急激にハードロックへと変化していったのか? 実に不思議だし、興味深いです。

とはいえ、今いちばんハマっているのは、そんなシーンの流れとはほとんど無関係なキンクスだったりします。いつの間にか「Victoria」「Village Green Presavation Society」「Sittin in My Hotel」「Celluloid Heroes」あたりの再生回数が急激に上昇してるし。ヴォーカルが心地いいので、つい聴いてしまうんですよね。とりあえずキンクスはアルバム単位で聴いた方がいいらしいので、『アーサー、もしくは大英帝国の衰退ならびに滅亡』をツタヤで借りてきて聴き込み中です。

昨日は夕方に時間が空いたので、「Drivin'」を繰り返し大音量で聴きながら、多摩川までのんびりドライヴ。撮ってきた写真がコレですが、ちょっと「ウォータールー・サンセット」みたい?
c0059851_15384669.jpg

[PR]
by tablerecords | 2005-07-01 15:41 | UK Rock



音楽について幅広く語りたいblog
by tablerecords
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31
カテゴリ
以前の記事
プロフィール&管理人関連リンク
ここで偉そうなこと言ってるヤツがどんな音楽をやっているのか……Table Recordsのサイトにぜひ一度訪れてみてください。

Table Records

旧音楽日記
04/2/25〜05/2/15までここで日記をつけてました。




昨日

今日

最新のトラックバック
やっぱ質は落とせないっし..
from 宇宙規模の団長
なぬーーーーー!!!!
from あぶらだ
ビー!ビー!ビー!
from 世界の師匠
うっっっほっほっっ!
from どう見てもゴリラ
これなんて錬金術??
from クリトリーズ
しゅおおぁあああ!!!!!
from さとすぃ
男だけど潮ぴゅっぴゅした..
from ゴリラーノ
金払って風 俗って(^ω^;
from いいぱんこ
ちょおおww 皮www
from けんじ
ムラムラ村!!!!
from インパクトある中年
検索
人気ジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧


Skin by Excite ism