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自己レス:小沢健二の新譜
c0059851_7402397.jpg忘れてました。今年の頭に書いた小沢健二の新譜のサウンド予想。すでにツタヤで借りて聴いてたんですが。

結論から言えば、予想は完全に外れました。

僕の予想の主旨は「インストだとしても、メロディのはっきりした(メロディアスな)サウンドだろう」でした。

が、この『毎日の環境学』は、ヴォーカルレスどころか、メロディレスです。ソロ楽器が奏でるメロディらしきものは、ほとんどがアドリブ(だと思う)。

基本となるリズムパターンとコードリフ、ベースパターンだけが最初に決まっていて、その上に管楽器のアドリブが乗っかっている、というのが主な構造。

正直、印象に残るのは、コンガとマリンバとフルートの音色という「サウンドの雰囲気」のみ。聴き終えた後、メロディを頭の中で反芻することは非常に難しい音楽です。

ついでに言うと、小沢さんは一体、この作品でどんな役割を果たしているのか、全く分からないんですよね。それぞれの楽器のフレーズまで計算して小沢さんが作ってるなら凄いけど、恐らく偶然性に頼ってますね。バックミュージシャンを統率している「音楽監督」って感じ? 「小沢健二のソロ作品」という感じは全くしません。「中学の頃『ラヴリー』が好きでした!」っていう25才くらいの女の子が一所懸命聴いているのを想像すると、ちょっと気の毒です。

という訳で、予想は完全に外れてしまい、お恥ずかしい限りです。
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by tablerecords | 2006-06-16 07:41 | J-POP
オフコースの「パクリ」
c0059851_1592835.jpg昨日の朝、起きてボーッとしたままパソコンを立ち上げ、iTunesのプレイボタンをクリックすると、オフコースの「さよなら」がかかります。「朝イチから『さよなら』かよ……」と思いつつ、面倒なのでそのままにしておいたんですが、ギターソロのところで「ん。これ何かに似てるな」と思い、脳内ミュージック・データベースを検索すると、すぐに出てきました。

これ、イーグルスの「ホテル・カリフォルニア」じゃん。

まず、ベースラインがまんまです。あと、ギターソロが途中からツインになるところ、サビ後にAメロに戻った所でドラムがお休みになってギターのアルペジオだけになるところ、とか。よく似てます。これは当然意識的なものでしょうね。

ついでに、「レット・イット・ビー」のフィル・スペクター版で聴ける「ディレイによる16分音符刻みのハイハット」がこの「さよなら」にも使われていることも発見してしまいました。やるね、オフコース。

しかし、このことについて、僕はオフコースを「パクリだ!」とか糾弾するつもりは全くありません。むしろ、よくここまで「ホテル・カリフォルニア」を日本の「ニューミュージック」に昇華させたものだ、と感心するばかりです。

最近、ネット上で些細な類似性を取り上げて「パクリだパクリだ」と騒ぎ立てるようなコピペを見かけますが(中には糾弾されて当然なほど露骨なパクリもありますが)、あんまり潔癖に「完全なるオリジナリティ」をポップ・ミュージックに求めるのはどうかと思います。

ポップ・ミュージックって、誰かがまず新しいこと始めて、それが様々なミュージシャンに影響を与えて、広がって、流行して、飽きられて、また誰かが新しいことを始めて……の永久ループ運動ですよね。

なので、あんまり「パクリ」にこだわるよりも、「あー、この人、あの曲から影響されたんだー」っていう関連性を楽しむのが、ポップ・ミュージックの聴き方の一つなんじゃないかなあ、と僕は思います。
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by tablerecords | 2006-06-10 15:10 | J-POP
ビリー・プレストン
c0059851_17245817.jpg「『ゲット・バック・セッション』に参加してた人」「ストーンズのバックでキーボード弾いてた人」という、それまでのビリー・プレストンに対する認識を改めたのは、実はごく最近のことです。

今年の3月頃、知人からジョージ・ハリスン『バングラディシュ・コンサート』のDVDのサンプル盤を貰ったんですが、そこでビリー・プレストンのオリジナル・ナンバー「ザッツ・ザ・ウェイ・ゴッド・プランド・イット」という曲がプレイされているんです。

ビリーのヴォーカルを聴いたのは初めてでした。思ってたよりも全然上手いのと、ダニー・ハサウェイとの類似性に驚きました。ダニーほどではないにせよ、フレーズの最後に余韻を持たせるところと、ノドの使い方が似てる。

この『バングラディシュ・コンサート』は71年で、ダニーの有名なライヴ盤と同じ年ですから、この新しい唱法が、黒人の間で同時発生的に広がっていたことを伺わせます。スティーヴィー・ワンダーも同様の唱法です。いわゆる「ニューソウル」ですね。これを聴いて、ビリー・プレストンって、当時を象徴する新世代の黒人シンガーだったんだなあ、と認識を改めた訳です。

この曲のラスト、感極まってステージ最前列に飛び出す直前のノドを絞り出すようなシャウトは、まるでK-Ciやアーロン・ホールのようで、このヴォーカル・スタイルが90年代以降のR&Bシンガーに受け継がれていくことを示しています。

まあそんな理屈は抜きにしても、ビリーの「ザッツ・ザ・ウェイ・ゴッド・プランド・イット」のパフォーマンスは素晴らしく、ジョージとボブ・ディランの共演なんかより、この曲ばかりリピートして観てました。

そして、この曲をはじめ、きちんとビリー・プレストンの作品を聴いてみたいなあ、でもiTMSに入ってないなあ、今度ツタヤで探してみようかなあ、と思っていた矢先に、彼の訃報を聞いたのでした。

※追記
何かと話題のYouTubeにこの映像がありました。
http://youtube.com/watch?v=VizaIB-Wwx0&search=billy%20preston
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by tablerecords | 2006-06-09 17:27 | Black Music



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