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初めてのクラシックコンサート
c0059851_1291850.jpg先週、取引先の会社から、クラシックのコンサートに招待してもらったので行ってきました。

読売日響というオーケストラで、場所はサントリーホール。演目は「未完成/シューベルト」「運命/ベートーヴェン」「新世界/ドヴォルザーク」の3曲。 もう、圧倒的ゴリゴリ正統派のクラシックコンサートです。

クラシックに関してはド素人の僕ですが、初めての生オーケストラということで、結構期待していました。「オーケストラの生演奏、しかもサントリーホール。これはどんな音響なのか聴きモノだな」と。

で、実際に聴いてみるとですね。

様々な楽器の音色が右から左から上から下からやってきて、立体的な音響が立ち上がってくるのであろう、と期待していたのですが、違いました。なんかモノラルに近い感じで音の塊が中央からやってくるんです。一階席のド真ん中の座席で聴いてたんですけど。

チェロとかコントラバスとかの低音楽器は向かって右に配置されているのですが、特に低音が右に偏っている訳ではなく、逆に左からヴァイオリンの中高域がやってくる訳でもない。

しかし、もちろんモノラルではありません。微妙です。何とも言い難い感じです。深いです。

非常に考えさせられましたね。つまりオーケストラの生演奏などという贅沢品に触れたことのない我々の耳は、右と左のスピーカーで表現される2chサウンド(いわゆるステレオですね)に慣れきっているので、この音の醍醐味が理解できないのではないか、と。

まあ、そうはいっても今後も2chステレオの世界で構築されたサウンドを楽しんでいくことに、変化はないと思うのですが。

それでも、何というか、こう、「ステレオ2chとは全く別の枠組みで創られた音響の世界」っていうのがこの世にあるのだなあ、ということを知っただけでも、貴重な体験となって良かった、と思うポピュラーミュージック愛好家の私でした。
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by tablerecords | 2006-08-25 01:29 | others
パンクとエレクトロニカ
c0059851_0431090.jpg音楽のお話しの更新は途絶えていましたが、家に引き籠もって仕事していたので、この間、音楽自体は結構聴いていました。

最近のヘヴィロテは、何といってもモーニング娘。の「恋ING」……じゃないや、テレヴィジョンというNYパンク・バンドの「デイズ」(78年の2ndアルバム「アドヴェンチャー」収録)です!

この「デイズ」という曲は1stの「ガイディング・ライト」と同様の路線で、ギターのリフレインが強烈に美しい曲。サビがちょっと日本の70年代フォークみたいになっちゃうのが惜しいんですが。

とにかくこのグループは、パンクなのに音が綺麗なんです。ギターは耽美的というか叙情的というかだし、異様に不安定で下手なヴォーカルが逆にサウンド的に美しく響いてるところが凄いです。2年前にもテレヴィジョンについて「瑞々しいサウンド」と書きましたが、その評価は全く変わらないですね。下手なエレクトロニカ(以下エレニカ)よりもよっぽど音響的です。何回リピートしてても気持ちがいい音。

テレヴィジョンというバンドは、パンクという「荒々しいロックの初期衝動」の部分と、エレニカのように知的な音響を併せ持つ、最強のアーティストなんじゃないか、なんて思います。とにかく、1st「マーキームーン」は文句無しの名盤ですので、ロックファンで未聴の方には本当にお薦めしたいです。

と、無理矢理テレヴィジョンとエレニカを結びつけて書いておりますが。元々コーネリアスの『POINT』でハマって数年前からエレニカ、エレニカって騒いでますけど、未だこれを超える作品には出会えていません。「何でかなあ」と考えてみると、僕はコーネリアスにパンクを経由した跡を感じていて、恐らくそこが好きだし性に合うんだと思うんですよね。だから、アンダーワールドみたいに、完全にダンスミュージック畑から出てきたアーティストは余り理解できない。クラブ文化とか結局はよく分かんないし。

という訳で強引に結論を導きますと、僕は「パンキッシュなエレクトロニカ」と「音が綺麗なパンク」が好き! ということです。

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冒頭に書いたモーニング娘。の「恋ING」ですが、マジで大ハマリ。ゴスペルちっくな「I WISH」をスケールダウンさせたような切ない佳曲。多くの人は現在のメンバーの顔も名前もご存じないと思いますが、現メンバーの総合歌唱力は間違いなく歴代最強です。何しろ田中れいな(僕はこの人が歴代No.1シンガーだと思う)、高橋愛、藤本美貴と、3人もリードをとれるシンガーを抱えているのが凄い。全盛期のテンプテーションズだってデヴィッド・ラフィンとエディ・ケンドリックスの2人だけだったんですから、如何に今のモー娘。が凄いかが分かるというものです。
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by tablerecords | 2006-08-18 00:47 | エレクトロニカ
追記:アエラ「一行コピー」の非常識
しつこくてすみませんすみません。

先日アップした自分の文章を改めて読んでみて気付いたんですが。

俺、駄洒落ってことに怒ってるんじゃなかったです。アエラのブログに別の候補として挙がっていた「清志郎、治療しよう」だったら電話なんてしてないですから。駄洒落抜きで、言っている内容が酷いんだってことに気付きました。

駄洒落の要素を抜いて「今はいい治療法もあるし」ってコピーだったと仮定して考えてみましょう。

今の段階では、詳しい病状と治療プロセスは、本人や家族、医師をはじめとする関係者しか分からないのです。だから僕は「命はもちろん、声はどうなるのか、自転車には乗れるのか、何かを失うことにならないのか」って心配してる訳です(恐らく多くのファンも)。

それなのに、「今はいい治療法もある」から何だっていうんでしょうか? どんなにいい治療法があったって、本人の症状に効果がなかったら意味ないじゃないですか。治療法と症状がうまく噛み合うかどうかが最大の焦点なのに、無責任なこと言うなってんです(しかも駄洒落!)。

結局、このコピーを書いた人は「あーるしー」って言いたかっただけなんじゃないですか?

要するに、こういう適当で無責任でいい加減なことを、しかもつまらない駄洒落という最悪の方法で表現されているため、瞬間的に「血が沸騰するほどの怒りを覚えた」んだということが判明いたしました。

ところで、前回のエントリー、8/6の日曜日にアエラのブログにトラックバックを送ったんですが、8/8現在、反映されておりません。私企業が運営する営利目的のブログですから、チェックが入るのは当然だと考えますが、ずいぶん基準が厳しいんですねo(^-^)o
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by tablerecords | 2006-08-08 22:54 | others
アエラ「一行コピー」の非常識
7月25日の夕方、朝日新聞社の週刊誌「アエラ」の編集部に電話しました。新聞に掲載されていた広告中のアエラ名物「一行コピー」に、こう書かれていたからです。

「いまはの、いい治療もあーるしー。」

読んだ瞬間、血が沸騰するほどの怒りを覚えました。俺、活字を見ただけでこんなに逆上したのは生まれて初めてかもしれない。

何のことか分からない方に説明すると、この一行コピーは先日、自身が喉頭ガンに冒されていることを公表した忌野清志郎氏を題材にしたもの。「今は、いい治療法もある」という意味のことを、「いまはの=忌野」「あーるしー=RCサクセション(忌野氏がかつてリーダーを務めていたバンド)」にかけた駄洒落なんですが、

面白いですか?

50代半ばという若さでガン告知を受け、これから闘病生活に入る人に対して、この駄洒落。もちろん、揶揄するつもりでは無いことくらいは分かります。恐らく励ましのつもりなのでしょう。しかし、ガンに冒されている人を、駄洒落で励ましますか、普通?

良識派ぶるつもりはありません。僕は25年来の清志郎ファンであり、今回の件では自分がガン告知を受けたような感覚に陥るくらい感情移入していること(この件をきっかけに、20年以上吸っていたタバコを止めました)。そして好きだった義母を乳ガンで亡くしていること。そうした個人的な理由で、このコピーに過剰に反応しているのかもしれない、とも思いました。

なので、朝イチに読んだ時、怒りに任せて編集部に電話するのは我慢し、昼にもう一度読んでみました。その時は「書いた人は励ましのつもりなんだろうな」と思い、電話するのは止めました。

夕方、もう一度読んでみました。やはり、この一行コピーはおかしい。常識から外れている。そう判断して、アエラの編集部に電話を掛けました。

アエラ編集部の電話番号を探すのも面倒なので、朝日新聞の大代表電話の番号に掛けると、あっさりアエラ編集部に繋がります。そして、「今週の一行コピーについて伺いたいのですが」と告げると、2、3人を経由した末に、何とこの一行コピーを書いた本人らしき人と話すことができました。

これは大いに評価して良いことだと思います。一行コピーといえばアエラ名物の一つですから、それを書いているということは、それなりの地位の人のはず。どこの誰からかも分からない電話を、その本人に取り次ぐなどということは、普通の企業だったらまず考えられない対応です。このアエラ編集部の風通しの良さには、かなり好印象を受けました。

さっそく彼に「この一行コピーの真意を伺いたいのですが」と尋ねると、「清志郎さんを励ますつもりで書いたものです」という予想通りのお答え。それに対し「しかし、ガンと告知された人間に対して駄洒落で励ますというのは、あまりにも常識から外れているのでは?」という僕。「いや、受け止め方は色々あるかもしれませんが、こちらの真意としてはあくまでも清志郎さんを励まそう、ということです」と彼。結論から言えば、話はそこの部分で平行線を辿ったまま終わりました。

こちらも、別に謝罪を求めるとかそういうつもりもないので「僕個人の受け止め方ですが、このコピーは一つも面白くないし、ガン宣告を受けた人を駄洒落で励ますというのは、社会人として常識から著しく外れている、そういう意見があった、と、この一行コピーに関わった人に対して伝えて欲しい」ということを繰り返し話して、電話を切りました(話の途中で「『このコピーは問題かもしれない』って止める人は編集部に一人も居なかったんですか?」と訊いたんですが、誰も居なかったそうなので、こういう言い方をしました)。

話してみると、まあ、普通に常識的な人でした。「あなた、このコピーを清志郎本人に見せられますか?」と迫ったのは、ちょっと卑怯な言い方だったかな、と反省もしています。

しかし、電話を切った後でも思います。やはりこの「一行コピー」は、常識外れだ、と。

何度でも言いますが、50代半ばにしてガン告知を受けた人間に対する想像力が、決定的に欠けている。これからガンと闘おうという人に向けて発する言葉ではない。治療法については、すでに本人が医師から詳細な説明を受けているはずです。今さらこんな笑えもしない、つまらない駄洒落で表現されたところで、本人にとって、何の励まし、何の慰めになるというのでしょうか? 今回の忌野清志郎の深刻な事態を、単にアエラ編集部の自己満足的な言葉遊びのダシに使っただけとしか思えないのです。

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以上のテキストは編集部に電話した翌日に書いたんですが、アップするかどうしようか非常に迷いました。ここは楽しく音楽の話をする場所だし。が、僕があれからネットを巡回したところ、どうも同じような意見が見当たらないので、とりあえず「あの一行コピーに怒りを覚えた人がいたということ」をネット上に残しておくのもいいか、と考え、アップしました。くどいようですが、僕の怒りの根源は「ファンの心を傷つけた」とかいう理由ではなく、「人の闘病を駄洒落のネタにするなよこのクソ外道」というものですのでご理解いただきたいと思います。
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by tablerecords | 2006-08-06 12:08 | others



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