ニコン爺への第一歩
c0059851_1212594.jpgすみません、音楽と全然関係ないことを書かせてください。

私、カメラが好きなんです。写真は自他共に認める下手くそなんですが、カメラのカタログを読むのが好き、という一番駄目なタイプの写真好きです。

一時、田中長徳氏なんかのライカ本を読み漁っていたので、「ライカはスナップ用ってことで28mmエルマリートの愛用者が多いみたいだけど、『ライカ本来の描写領域』の話になると、やはり50mmのズミクロンもしくはエルマーに尽きるのではないか」などと知ったかぶりをかますことも可能です。ライカのシャッターを切ったことは一度しかないんですがw

……そんな僕ですので、今年初めの「ニコン、フィルムカメラから(ほぼ)撤退」というニュースは、ほとんど「ストーンズ活動停止」くらいのインパクトを持って受け止めました。

いま僕が「ここぞ」という時に使っているのはCONTAX T2という非常に優れたコンパクトカメラなんですが、このニュースを受けて、考えを改めました。もうデジタルに完全移行しよう、と。また、自転車に乗ってると景色の良いシーンに出くわすことが多いので、それなりに写りのいいデジカメを買うことにしました。

結論から申し上げますと、三週間ほど前に、「Nikon COOLPIX P2」というコンパクトデジカメを購入し、生まれて初めてニコン・ユーザーとなりました。今までは「ニコンはジジイが使うもの」という偏見があったのですが、俺ももうオッサンだし、そろそろニコン使ってもいいか!と考えたんです。

と、僕的にはかなり意味のある、大きな決断だったのですが、実は21,000円の買い物に過ぎません。しかしそれでも、「やっぱりニコンは違う!」と感激させられるほど出来の良い製品でした。

購入の決め手となったのは、この値段のコンデジのクセに、絞り優先AEモードが選べることです。銀塩時代だと、高級コンパクトにしか搭載されていなかった機能ですね。あと、ブラケティング(一カットにつき三段階の露出違いを記録する)も付いてたり、測光もマルチパターン・中央部重点・スポットの三種類を選べたり。このスペックだけ見るとまるでプロ仕様です。それが2万ちょい。ニコン凄い。画質も、今まで使っていたコニカミノルタのX50より確実にワンランク上です。暗い部分があまりつぶれないとか、ノイズが少ないとか、階調がすごく自然だとか。

付属のソフトの出来もまた素晴らしく、photoshopの画像調整なんかに比べて、「明るさ調整」や「彩度上げ」だけでも、なんか「写真的」なんですよね〜。絵を作ってる、という感じ。さすがニコン、と言いたい。レンズにもちゃんと「NIKKOR」って書いてあるしね。満足、満足。三週間しか使っておらず、それもほとんど外出してないので部屋でいじってるだけですが、日ごとに「Nikon」のロゴがカッコよく見えてくる。やばい。「ニコン爺」一歩手前です。

そういえば昨日はじめてパナソニックの新しいデジカメのCMを見たんですが、「あゆは、28mm」とか言ってて笑いました。ズームの広角側が28mmっていうのは、それなりに詳しいカメラファンが喜ぶスペックであって、浜崎あゆみに言わせる台詞じゃあないでしょうw 結構シュールなコマーシャルです。
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# by tablerecords | 2006-03-13 12:13 | others
アイドルポップ漬け
c0059851_18403024.jpg1月の終わりから2月にかけて、納期の急な仕事が立て続けに入ってきて、珍しく忙しい思いをした訳ですが、更新できなかった理由はそこではなく、ずっとアイドルポップばっかり聴いてたからです。

部屋に引き籠もってデジタル土方のような仕事をしておりますと、聴いていて頭を使う音楽よりもJ-P0Pがいちばん疲れなくていいんです。ヴォーカルが可愛い女の子の声、というのも重要なファクターですね。今回は特にテンパってたので、アイドルの歌声にはずいぶん癒されました。

という訳で、もう開き直って、僕のiPodに入ってるアイドルポップのベスト10をご紹介。順番は、「曲の出来が良いと思う順」です。

Be My Love/SPEED
I & YOU & I & YOU & I/タンポポ
渡良瀬橋/森高千里
天国のキッス/松田聖子
恋愛15シミュレーション/星井七瀬
MOTHER/PUFFY
I WISH/モーニング娘。
ジーンズ/広末涼子
二人は恋人/森高千里
理解して!>女の子/石川梨華

・SPEEDの曲はどれも好きですが、一時的に再結成した2003年のコレが突き抜けてます。サビのコーラスが入り組んでて、なんか凄い。絶頂期みたいなギリギリ感がなくて、余裕があるのがいいです。

・「I & YOU & I & YOU & I」は今回の大発見。余りにも素晴らし過ぎるのでググってみたら、永井ルイという人の編曲らしい。以前、ネットで知り合った方がメールでこの人を絶賛していて、その時はあまりピンとこなかったのですが、今回ハッキリ分かりました! 生ベースの上に薄くシンセベースを重ねている、というのは友人ヨツキ君の発見ですが、そこら辺をはじめ、とにかく作りが凝ってます。完璧。

・PUFFYも好きだったなー。この「MOTHER」は地味ながらもビートリーで、当時8cmシングルを買いました。リードギターがとにかくカッコいい。

・森高千里というと、「私がオバさんになっても」か「渡良瀬橋」か、という感じですが、個人的にはこの「二人は恋人」が最も森高っぽいと思うんですがいかがでしょうか。

・石川梨華(モー娘。の元メンバーです、念のため)というと、音痴で有名ですが、この曲のヴォーカルの突き抜け方は半端ではなく、もはやテレヴィジョンのトム・ ヴァーレインの域に達している、と言えよう。

とまあ、こうやってアイドル聴きまくって考えたこと。「ポピュラー音楽の歴史の中で、決して廃れることがない、最も重要なジャンルはダンスミュージックである」というのが僕の持論ですが、「可愛らしい女性ヴォーカルのポップス」というのもまた、ダンスミュージックと並んで、需要が絶えない分野なのかなあ、と思いますね。何だかんだ言っても、やっぱり世の中にアイドルポップは必要ですよ。
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# by tablerecords | 2006-03-02 18:42 | J-POP
スニーカーぶる〜す
c0059851_1125557.jpg友人の某所の日記がブルースネタで盛り上がっているのですが、彼がコメント欄の流れで「某所で拾った」と前置きしつつ持ち出してきたのが、以下に紹介する「スニーカーぶる〜す」の改編バージョン。「おおーっ!」って思いましたね。実は僕も2ちゃんねるの某スレでこれを見かけたことがあり、あまりの出来の良さに感動し、別スレにコピペしたこともあるほどだからです。という訳で、自分のブログでも紹介したくなったという次第です。

---------------------------
近藤真彦/スニーカーぶる〜す

朝起きたら俺のスニーカーが無くなっていた
朝起きたら俺のスニーカーが無くなってたんだぜ
他の男が俺のスニーカーを
ぶんどっていっちまったらしい

履き心地のいい俺のスニーカー
俺のサイズにぴったりだった
そうとも 履き心地のいい俺のスニーカー
俺のサイズにぴったりだったぜ
どっかの新しい男が
俺のスニーカーをびしょびしょに濡らしているんだろ

俺はスニーカーを無くして上手く歩けない
ああ神様 俺はスニーカーを無くして上手く歩けないよ
ピストルで俺のスニーカーをばらんばらんにしてやろうか
---------------------------


ブルースの形式をしっかり踏まえている所も唸らせますが、「スニーカーぶる〜す」ってテーマから、「履き心地のいい」「サイズにぴったり」「びしょびしょに濡らしてるんだろ」っていうフレーズを導き出す、この言語感覚は凄い。

続いて、恐らく同じ「名無しさん」による作品もご紹介したい。こちらも非常に秀逸です。

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尾崎豊/15の夜のブルース

俺の盗んだこのバイク いい声で鳴きやがる
Mm mm mm俺の盗んだこのバイク いい声で鳴きやがるぜ
俺のオイルを吸い込んで
すっかりその気になっちまったこのバイク

俺のモジョハンドで 校舎の窓ガラスをたたき割ってやるよ
なあ可愛い子ちゃん 
俺のモジョハンドで あんたの校舎の窓ガラスをたたき割ってやるんだ
怖がることはないよ 俺はガラス破りの名人だから

そう俺はたったの15才  ダークロードをすっとばす
俺はたったの15才 ダークロードをすっとばしてるのさ
だけどいつか 俺の裏口にも陽がさすでしょう
---------------------------


ダブルミーニングも「スニーカーぶる〜す」同様、冴えてますが、校舎の窓ガラスを「モジョハンド」でたたき割るって発想にとりあえず脱帽しました。また、両者とも最後のオチが何とも美しいです。

2ちゃんねるはネタの宝庫だけれども、これほど作品としてのクオリティが高い書き込みは稀です。というか、この人は恐らく言葉のプロでしょう。それにしても世の中は広い。才能のある人は何処にでもいる。痛感します。
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# by tablerecords | 2006-02-03 01:16 | Black Music
ウィルソン・ピケットの思い出
ここ数週間、新しくオープンする焼きとり屋さんの開店準備のお手伝いをしていたんですが(僕はメニューと名刺のデザイン、店名ロゴのディレクションなどを担当)、いよいよオープンを翌日に控えた昨夜、関係者の慰労会および試食/試飲会が開催され、僕も参加してきました。

そこでは、店内のカウンターに置いてある、小さなトランジスタラジオがBGMになっておりまして。おそらくFENだと思うんですが、なぜかディープソウル、それもウィルソン・ピケットの曲ばかりがずっと連続でかかってるんです。「イン・ザ・ミッドナイト・アワー」「ムスタング・サリー」「634-5789」とか。「へえ、アメリカ人もまだウィルソン・ピケットなんか聴くのかあ。ゴキゲンな選曲だねえ」なんて思ってたんですが。

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c0059851_0422847.jpgで、今日起きて、二日酔いが残ったままネットをあちこちチェックしていたところ、ウィルソン・ピケットの訃報を知ったのです。昨日のFENは彼の追悼番組だったんですね。英語能力ゼロの僕には全然わからなかったよ……。

ウィルソン・ピケットといえば、僕の中では「サザン/ディープ系絶唱型シンガー」としては屈指の存在です。とにかく超強力なシャウターなので、若い頃は夢中で聴きました。最近はあまりにも過剰過ぎて敬遠気味でしたが。しかし、バラード系は今聴き返してもやはり素晴らしく、「バック・イン・ユア・アームス」「アイム・ソーリー・アバウト・ザット」あたりは、まさにディープソウル・バラードの金字塔、と言っていいと思います。

個人的にはアルバム『ウィキッド・ピケット』を一番よく聴きました。マスルショールズ録音なんですが、こじんまりした作りなのが、逆に聴きやすい。「You Left The Water Running」「Up Tight Good Woman」なんかのソウル・スタンダードを、ウィルソン・ピケット流解釈で聴けるのも楽しいアルバムです。

で、さっき「初めて聴く人にお薦めのアルバムはあるかな」と、アマゾンでベスト盤の収録曲を見てきましたが、アップテンポのナンバーに偏ってるかな〜。どれもちょっとお薦めしたくない感じですね。「バック・イン・ユア・アームス」「アイム・ソーリー・アバウト・ザット」「ピープル・メイク・ザ・ワールド」とかのバラード系の方が、今の人にはウケはいいと思うんだけどな。追悼盤が出るとしたら、この辺もしっかり収録して欲しいです。
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# by tablerecords | 2006-01-24 00:44 | Black Music
小沢健二の新譜
c0059851_1937236.jpg小沢健二が新しいアルバムを出すそうです(3/8発売予定)。僕はかなり注目しています。「この人、今度はどんな音だすのかな?」っていうウォッチャー感覚ですが。

webのニュースによると新譜は「全曲ヴォーカルレス」だそうですね。という訳で、ちょっと僕の「大胆サウンド予想!」を書いてみようかと思います。

まず、小沢健二という人は、ライバルの小山田圭吾のようにサウンドに凝るタイプのミュージシャンではなく、「歌詞とメロディ先行のシンガー・ソングライター」だと僕は捉えています。大晦日に、「ジョンもポールもサウンド(楽器の音色)に無頓着」って書きましたけど、それと同じ意味です。表現の核が、まず歌詞とメロディにある人だと思う。

で、僕のこの「オザケン観」が正しいとすると、サウンド(音の質感)勝負のエレクトロニカとかテクノとかでは有り得ないと思うんです。オザケンってリズム主義でもないし。『犬』も『Life』も全曲ギター弾き語りできちゃうくらい、リズム依存度が低いし。

という訳で、僕の予想によると、ヴォーカルレスだとしても、ソロ楽器(おそらくギター)による主旋律を中心に構成された楽曲になると思う。そこで……

■「大胆予測 その1」
前作『エクレクティック』のR&B系のリズム強調路線をそのまま継続するとすれば、フュージョン(死語?)、あるいはジャズっぽい感じ。

■「大胆予測 その2」
逆にリズムに依存しないとすれば、全編アコギ中心で構成されたボサノヴァっぽい感じ。あるいはフリッパーズギターの1stのインスト&ドラムレス版みたいな感じ。

いずれにしろ、ラテン的、ジャズ的な要素を感じさせるアルバムになるんじゃないかなあ、と予測します。
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# by tablerecords | 2006-01-14 19:40 | J-POP
パソコン導入10周年
c0059851_18544281.jpgパソコンを導入したのは、ちょうど10年前の正月でした。1996年です。最初っからwin機は視野に入って無くて、Macのパフォーマ6210というのを買いました。当時はまだmacのシェアは2〜3割くらいあったので、今ほどマイナー感はなかったんですよね。

スペックはCPU=66MHz、メモリ=16MB、HDD=500MBってとこです。インターネットはまだ日本語サイトなんか全然無くて、「ネット接続者の50%は最初に『www.playboy.com』にアクセスする」とか言われてた状況。僕はといえば、ニフティサーブの会員になって、ブラックミュージックのフォーラムをROMるくらいのものでした。それでも96年、ジョニー・ギター・ワトソンが来日公演のステージ上で倒れてそのまま死去した事件を、そのライヴを見ていた人たちの詳細な書き込みで知ったのは忘れられません。マスコミを通さない一次情報でニュースを知った最初の出来事でした。

その他の使い道と言えば、もっぱらCD-ROMというメディアの再生マシンでした。「The 野球拳」というソフトを買いましてね。グーチョキパーをクリックして画面の女の子とジャンケン対決、勝てば女の子が一枚づつ服を脱いでいく、というそのままズバリの内容で、僕は「これがインタラクティヴ(双方向性)というヤツかあ!!!」といたく感激したものです。少なくともストーンズの『ヴードゥーラウンジ』ってCD-ROMソフトの10倍はプレイしました。

そんな訳なので、パソコンを立ち上げるのは週に2、3回。音楽用途なんて考えられませんでした。だってHDDは500MB。5分のオーディオファイルはCDクオリティだと40MBくらいですが、そんなのを扱える状況ではなかったんです。mp3みたいな音声圧縮方式も、全然メジャーな存在ではなかったし。

それから10年。使用マシンは、PowerMacG4/CPU=1.25GHz/メモリ=832MB/HDD=120GB×2。このマシン一台で、友人とeメールでテキストや画像をやりとりしたり、ネットから100MB単位の動画を落として見たり、内蔵DVDドライヴでDVDを見たり、音楽をHDD内に入っているmp3ファイルで聴いたり、デジカメで撮影した画像や動画を閲覧したり、自作曲を24bit/48kHzというCD以上の音質で24トラックの多重録音したりしています。僕はTVチューナーを付けていませんが、これを導入すれば、テレビの録画もできますね。

何が言いたいかというと、今こそパソコンは堂々と「マルチメディア」と呼べる存在になったと思う訳ですよ。94〜95年くらいに大流行した「マルチメディア」という言葉。CD-ROMをプレイするくらいが関の山だった「マルチメディア」。ようやくパソコンを言い表すのにピッタリな概念になったというのに、「マルチメディア」は10年前には完全に死語になっており、すでに恥ずかしくて口にできる言葉ではなくなりました。当時の業界人たちよ、先走り過ぎにも程がある!と、一言申し上げたい。

……などと、初めてパソコンを導入した10年前を振り返ってみました。
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# by tablerecords | 2006-01-09 18:59 | others
2005年プレイ回数ベスト20
c0059851_13194799.jpg大晦日ということで、iPod&iTunesで今年一年間を振り返ってみましょう。下記のリストは、05年12月31日現在「今年ライブラリに追加された曲」(つまり僕にとっては今年の新曲)の中で、再生回数が多いベスト20曲です。ただし、1アーティストにつき1曲(そのアーティストの最上位曲)だけをピックアップしました。こうしないと、ベスト20曲中12曲をキンクスが独占してしまい、つまらないので。

01 まんまと術中にはまったわたし/星井七瀬(71回)
02 Faking the books/Lali Puna(63回)
03 ゴッド/ジョン・レノン(56回)
04 ゲット・バック・イン・ライン/キンクス(55回)
05 電卓/クラフトワーク(54回)
06 風に吹かれて/ボブ・ディラン(45回)
07 ええねん/ウルフルズ(38回)
08 アイ・シャル・ビー・リリースト/ザ・バンド(36回)
09 バンド・オン・ザ・ラン/ポール・マッカートニー(33回)
10 ジーンズ/広末涼子(31回)
11 夜汽車よ!ジョージアへ/グラディス・ナイト&ザ・ピップス(29回)
12 ブリング・ザ・ノイズ/パブリック・エナミー(27回)
13 だれかが風の中で/上条恒彦(27回)
14 スティームローラー/ジェイムズ・テイラー(26回)
15 ドゥ・アイ・ドゥ/スティーヴィー・ワンダー(25回)
16 ストリーツ・オブ・ラヴ/ローリング・ストーンズ(23回)
17 お富さん/春日八郎(23回)
18 タッチ・ミー/ドアーズ(22回)
19 愛なんだ/V6(20回)
20 レイト・フォー・ザ・スカイ/ジャクソン・ブラウン(19回)

ちなみに去年のランキングはこちら

うーむ。1位もさることながら、「8年ぶりのストーンズの新譜と『お富さん』が同じかよっ!」とは自分でも思いますが、数字は正直、ということで。以前にブログで扱った曲には、それぞれ曲名にリンクを貼っておきました。聴いていた頃の熱い想いが書いてある、と思います。で、ブログで触れずに隠れて独り聴いていた曲といえば……

・ゴッド/ジョンレノン
恥ずかしながら、アルバム『ジョンの魂』は今年初めて聴きました! ジョンのソロは、ちょっと表現が私的すぎて苦手だったんです。が、去年、キャロル・キングやジェイムズ・テイラーなどのシンガーソングライターを経由した後、その文脈で聴いてみると、やはり優れた作品だなあ、と思いますね。「アイソレーション」とか「ルック・アット・ミー」とか。「ゴッド」はちょっと演歌みたいなんだけど、リフレインがドープで。何度もリピートしてしまいました。

・アイ・シャル・ビー・リリースト/ザ・バンド
僕にとってはRCサクセションのカヴァー「陽はまた上るだろう 東の芝にも」の印象が強い訳ですが。オリジナルはやはり格別で、その美しさには感激でした。なんというか、こう、崇高というかスピリチュアルな感じがするんですよね。ゴスペルなんですかね、これ?

・バンド・オン・ザ・ラン/ポール・マッカートニー
これまた恥ずかしながら、ポールのソロをまともに聴いたのは、今年が初めてでした。しかも『ウィングスパン』という二枚組のベストです。ちょっと苦手な曲も多いですが、さすがにどれも楽曲自体のレベルは凄く高いです。「パイプス・オブ・ピース」とか泣けます。ただ、ポールといいジョンといい、サウンド(楽器の音色)には無頓着ですねえ。ビートルズ解散後だと、サウンド・クリエイターとしてはジョージが一番優れているんじゃないでしょうか。

・レイト・フォー・ザ・スカイ/ジャクソン・ブラウン
去年のアメリカン・ロック・ブームの流れで借りたアルバムの表題曲です。アメリカンな名バラード、といっていいと思います。AOR一歩手前、といったところでしょうか。この曲、ギターのオブリガードがVoの合いの手のように入ってくるのですが、これが良い。綺麗でブルージーな感じが、まるでミック・テイラーです。

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今年を振り返ってみると、まあ、とにかく2005年は「キンクス大ブーム」、この一言に尽きます。そのきっかけというのが実は他愛のない話で、今年の春に車を買ったんです、マーチ(ボレロ)の中古。これを運転しながら、たまたまiPodでかかった「ドライヴィン」、これが気持ちよくてリピートしまくりで、そこから徐々にキンクスの不思議なサウンドに魅せられていった、という流れです。キンクス・ブーム初期は、車での帰り道、夕日を浴びながら「セルロイド・ヒーローズ」や「ホテルに座って」なんかもよくプレイしていました。その後、現在の「『ローラVS...』こそ最高傑作!」という結論に至る訳ですね。

そして、これは音楽に関係ない話なのですが、10月から自転車に乗り始めたこと、これは今年最大のエポック・メイキングな出来事でした。はっきり言って、同じく今年に購入したクルマとは比較にならないくらい生活を激変させましたから。っていうか、最近ぜんぜん電車に乗ってない。確か今月、電車に乗ったのは一回だけだと思います。

これだけ新しい世界が開けたのは、01年にdigi001(Pro Tools LE)を導入、ハードディスクrecを始めた時以来です。自力でサックリと都心に出られてしまう感覚の新鮮さ。一日の走行距離を見て「俺、こんなに走ったんだあ」という感慨。数千円のパーツで、自分の自転車がグレードアップし、それが走行感覚に跳ね返ってくる嬉しさ(この辺、パソコンの周辺機器に通ずるものがある)。まあ、最近では人に会うたびに「自転車いいよー」って言っても、「へえー、健康的だねー」ってスルーされるので、どんなにここで熱く語っても、本人がその気にならなきゃ無駄なのは分かってるんですけどね。ちなみに10月に乗り始めてから3ヵ月弱、12月31日現在の累積走行距離は1133.6km。1日平均13kmくらい乗ってる計算です。

という訳で、とりとめのない総括になってしまいましたが、今年一年、ここにお越しいただいた皆さまに厚く御礼申し上げます。よいお年を。
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# by tablerecords | 2005-12-31 12:59 | others
クリスマスらしく
c0059851_17412294.jpg今年のクリスマスは、何かそういう気分だったので、クリスマス・ソングをいろいろ聴いてみました。あんまりクリスマスに思い入れがないので、そんなに音源は持ってないんですけど。

・メリー・クリスマス・ベイビー/チャック・ベリー
チャック・ベリーというと、ロックンロールというイメージですが、これはスローな本格派のブルース。一人で寂しくイブ過ごす方には最強の味方といえましょう。ヴォーカルが素晴らしい名曲です。

・ホワイト・クリスマス/オーティス・レディング
・メリー・クリスマス/オーティス・レディング
2曲とも昔から愛聴してるナンバーです。「メリー・クリスマス」のギターの音が凄く色気というか艶があって素晴らしいんですが、どうやったらこの音になるんだろうか。スティーヴ・クロッパーだからテレキャスなのかな。

・ホワイト・クリスマス/ビング・クロスビー
先日、知人からプレゼントされたクリスマスCDに入ってました。さすが全世界公認のクリスマス・オフィシャル・ソングだけのことはあり、この一曲だけで相当雰囲気が出ます。

・ハッピー・クリスマス/ジョン・レノン
一番好きなクリスマス・ソングというと、ベタですがやっぱりコレですね。ケータイの待ち受け画面も、今はこんなことになってます。この写真も好きなんですよねえ。ジョンとヨーコの政治活動というとアレですが、これは素直にカッコイイなあ、と思う。
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ところで先週、札幌在住のS君から、S君が作成したモーニング娘。及びその周辺アーティスト(いわゆるハロプロですね)のベストCD-R×5枚組を送ってもらい、モー娘。漬けの日々を送っています。が、ここで詳しく論評するのは避けましょう。

というのは、以前、友人宅で、奥さんも交えて三人で話していて、モー娘。の話題になった時、僕が何気に「いまのモーニング娘って、ほとんど5期と6期ばっかりだからなあ」と言ったら、奥さんに「えっ……『期』って……」と、思いっきり引かれてしまったことがありまして。この程度の初歩的なファン用語でも、世間の目は厳しいのです。皆さんも気を付けましょう。
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# by tablerecords | 2005-12-25 17:42 | others
ツール・ド・フランス、そして多摩サイ
c0059851_259067.jpg自転車にハマって2カ月。最近ではメシを喰いながらテレビつけてて、CMで「○△自動車保険のロードサービスは…」と聞けば、「えっ、ロード?!」。天気予報で「今日も上空は強い寒波に覆われ…」と聞けば、「えっ、カンパ?!」。マジで脳が自転車方面にしか働きません。

そして「今年はテクノ&エレクトロニカを聴くぞ!」と宣言していた僕が、クラフトワーク『ツール・ド・フランス』に行き着いたのは必然と言えましょう。クラフトワークにハマったのは去年から今年の頭にかけてですが、この2003年の最新アルバムは未聴でした。

意外だったのは、メインテーマとなる楽曲が、普通の四つ打ちだったことですね。自他ともに認める「エレクトロ・ダンスミュージックの祖先」である彼らが、その子孫たちのスタイルを素直に取り入れているのが面白いな、と思った。極端に言えば、チャック・ベリーがデスメタルのアルバム出しちゃうみたいなものでしょ(ちょっと違うか)。

やっぱり彼らは、「実験的な前衛音楽」というよりも、「大衆的なダンスミュージック」というスタンスで活動しているんだなあ、と思いました。 黒人なんかみんなそうですけど、ダンスミュージック演ってる人は、時流に乗らないと話にならないですからね。ジョージ・クリントン(Pファンクのリーダー)も90年代にはヒップホップしてたし。

まあ、そういう面白味はあるのですが、古くからのクラフトワーク・ファンには、ちょっと期待外れだったんじゃないでしょうか。シンプルでキャッチーな分、普通に聴いている分には、ちょっとイージーリスニング的なBGMといった感じです。20年以上前の『コンピューター・ワールド』の方が、ポリリズム的なビートは複雑だし面白い。

しかし! これをiPodで聴きながら、ストイックに自転車を走らせると聴こえ方が全く違うんですよ。流れるようなハットとミニマルなフレーズが、「サイクリング・マシン」的な気分を最高に盛り上げます。こういう聴き方が出来るのは、クラフトワーク・ファンと自転車乗りという条件を兼ね備えた者の特権ですね〜。もうその特権を享受しまくってる昨今の私です。

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という訳で先週、自転車友達が集まって、多摩川サイクリングロードを走ってきました。登戸で集合、そこから多摩サイをひたすら上流に。結局、福生までいっちゃいました。今までずっと一人で孤独に走ってきたので、仲間と一緒のサイクリングは他に例えようがないほどの楽しさでした! その顛末はこちらのブログに詳しく書いてくれています。この日の走行距離は75km。しかし翌日も翌々日も筋肉痛はゼロ。俺、成長中。
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# by tablerecords | 2005-12-17 03:04 | エレクトロニカ
ヒップホップのRecその2
更新が途絶えていた間に、憧れの多摩川サイクリングロード・デビューしてみたり(一日の走行距離45kmを達成)、サドルの位置を固定するパーツを、憧れの「カンパニョーロ」製のに換えてみたり(ノーブランドのだと500円からあるんですが、1,750円もしました。が、装着した姿をみて思わずニヤニヤしてしまうくらいの満足度)。

ブログらしく写真なんかをアップしたりしてみました。上は「和泉多摩川サンセット」下は「マイ・カンパニョーロ」です。よろしくお願いします。

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それと並行して、久々にヒップホップ・グループのレコーディングのお手伝い。今回もバックトラックは彼らがMPCで制作したオリジナルです。ヒップポップ音痴の僕から見ても、前回よりもかなりレベルアップしています。

イントロとアウトロのスクラッチは、僕の部屋で録音したのですが、初めて目の前で見るスクラッチプレイに、思わず感動してしまいました。

という訳で、完成したトラックのmp3をアップいたしましたので、ぜひ聴いてみてください。

こ ち ら です。
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# by tablerecords | 2005-12-03 12:01 | My Work



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