突然ですが今、TOTOばっか聴いてます。1カ月ほど前、2ちゃんねるの「ヒドイ歌詞トップ10」というスレッドに次のような書き込みがありました。
トトのアフリカって壮大な自然に癒される人間の歌かと思ってたら、単なるストーカーの歌なんだよな。アフリカのサバンナまでテープ持っていって夕日を見ながら泣いた俺が馬鹿だった。 これ読んでモニタの前で腹を抱えて笑ったんですけど、このレスのインパクトが強くて、とうとうツタヤで借りてきてしまいました。『ハイドラ』『ターン・バック』『聖なる剣』の三枚。 (ちなみに「アフリカ」の歌詞ですが、歌詞カードみたらストーカーっていうか、ただ「彼女に会いたい!」って感じの内容でしたね。確かにあんまりアフリカと関係ないですw) TOTOって、僕の洋楽における初恋アーティストなんです。中学二年だったかな。なので、当然「懐かしモノ」として借りてきた訳です。 んで、四半世紀ぶりに聴くTOTO。まず『ハイドラ』から聴いてみると……おお、今なら分かります、すごく分かりますよ、TOTOのやってる事が! まずリズムの質感ってところだと、僕の中では一番近いのはアース・ウィンド&ファイアですね。『ハイドラ』(79年)あたりだと時代的にディスコ旋風の影響は避けて通れないのかな。もろAORって感じの「99」も、かなりダンサブルです。 そして。やっぱり個人的に数年前から60〜70年代の西海岸ロックを集中的に聴いてきたのが、TOTO理解に大いに役立ちました。CSN&Y、グレイトフル・デッド、イーグルス、そしてジャクソン・ブラウン……TOTOってこういう音楽の延長線上にあったんですね〜。そんなことは当時中学生であった僕には知る由も無かった訳ですが、二十年以上の時を経てポピュラーミュージックの世界を一周して元に戻ってきた、みたいな感じで、ちょっと感動的です。 ただ、一つよく分かんないのは、このギターの人(=スティーヴ・ルカサー)、何で独りでこんなメタルみたいなこと演ってんの?ってことです。このギターの文脈だけがよく分からない。普通のウエストコーストのロックみたいな感じで弾いてたら、TOTOのサウンドって今の人の耳でも評価されると思うんですが……この辺が「80年代の異形」なのかな?
by tablerecords
| 2007-06-03 19:01
| US Rock
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